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ウイリアムズ、プログラムの早期スタートで来季のさらなる飛躍を狙う

2007年11月6日

 ウイリアムズは、シーズン後のテスト禁止期間が終わり次第、来年用の開発プログラムを開始し、2007年の成功をベースにさらに上を目指したいと考えている。今シーズンは、早めのプログラム進行が奏功し、好調なシーズンを送った。

 コンストラクターズ選手権4位の座は、マクラーレンの失格により射止めたものではあるが、FW29のパフォーマンス、とりわけニコ・ロズベルグによるマシンパフォーマンスは、チームの士気を高めた。また、これによってトヨタエンジン搭載の初年度を堅実に送ることができ、“ワークス”のトヨタを破る活躍を見せた。
 2006年にはロズベルグもチームメイトのマーク・ウエーバーもポイント獲得に苦労したが、今季はリタイアがかなり減った。それでもサム・マイケルはじめスタッフたちは、来年のFW30ではさらにこの点を向上させていこうとしている。
 チームが発表したシーズン末の総括には、こう記されている。
「2008年の最大の目標は、ポイント獲得のチャンスを最大限に広げるため、信頼性を100パーセントにすることだ。暫定マシンFW29Bはすでにテストコースを走っており、FW30も早々に発表する予定で、目的達成のために計画は着々と進んでいる。前進するための標準パフォーマンスの向上に加え、チームは冬の間、レースでの強さを失うことなく予選パフォーマンスを向上させることに集中していく」

 今年、ウイリアムズは、ポイント面からデザイン面まで、あらゆるエリアのパフォーマンスが劇的に向上し、2006年の獲得ポイント数11点の3倍にあたる33点を獲得、明らかにレースペースが上がると共に、信頼性も改善された。パフォーマンス全体を見ても、トップを行くマシンとの差は、シーズン終了までに平均0.8秒まで縮まった。


「メルボルンでは、トップのマシンとのファステストラップの差は約1.5秒だったが、最終戦ブラジルではわずか0.8秒にまでその差が縮まった。これは、開発プログラムにより1年を通してマシンをアップグレードしていった結果と言えよう」とチームのレポートには記されている。
「昨シーズンは前代未聞の20回ものリタイアを喫したが、今年は劇的に減り、わずか8回となり、そのうちの4回がメカニカルトラブルによるものだった。信頼性においてはわがチームは4位に位置する。冬の間にトラブルの特定やチームの管理過程を改善した結果、信頼性を取り戻すことができた」
「デザイン部門の再編、多数の有能な人材の登用が、マシンの操縦性のみならず信頼性の大幅な改善を促し、これがドライバーの自信という目につきにくい部分の改善にもつながった。FW29を早い段階で発表したことも確実に役立った。その後、マシン開発プログラムを着実に進めることができたからだ」

 チームはまた、今季流れが好転したことについて、テクニカルパートナーを称えている。
「昨年6月という早い段階で、ケルンにおいて、トヨタエンジンのベンチテストを行うとともに、2007年用のトランスミッションや、関連する電子装置を配置したことが、今年の好結果を生み、パフォーマンス、信頼性の両方の向上に大きく役立った。早い段階からトヨタとはコミュニケーションをオープンに行ってきた。グローブとケルンの関係においては、相互的な協力体制のネットワークがしっかり確立されている。これは2008年におけるウイリアムズの躍進の助けとなってくれるだろう」
「ブリヂストンとの提携は3年目に入る。もはや“タイヤ戦争”は存在しないが、チームのタイヤの使い方が、パフォーマンスを決定する基本的な要因となる。単一タイヤサプライヤーとなる1年前、他の多くのチームに先駆け、2006年にブリヂストンユーザーの仲間入りをしたことが、今年AT&Tウイリアムズにとってのアドバンテージとなった」




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