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低迷フェラーリ、危機を否定。チーム再編成を計画中と明かす

2016年8月10日

 フェラーリF1チームの代表であるマウリツィオ・アリバベーネは、テクニカルディレクターのジェームス・アリソンが抜けた後の体制変更について明確な計画があると明かした。また、パフォーマンス上の不調の原因も突き止めており、早期解決に当たる構えだということだ。


 
 フェラーリはドイツGP直前にアリソンの離脱を発表。これにともなってエンジン部門トップのマッティア・ビノットが、チーフ・テクニカルオフィサーに就任したが、ヘッド・オブ・レースアクティビティの役割を務めるジョック・クリアは、フェラーリはアリソン離脱による「穴埋め」に努める必要があると語っていた。
 
「個人的な理由と会社の事情で、ジェームスの話はしたくない」とアリバベーネ。 
 
「我々はまず、慌てることなくチームの再編成にあたっている。(アリソン離脱を)決定したということは、組織をどうするかについての明確な計画があるということだ」
 
「残りのシーズンに期待しているし、どこに取り組むべきであるかも十分わかっている。詳細をすべて語るわけにはいかないが、状況は理解している」


 今回の人事的な変更は、フェラーリがパフォーマンス不足に悩んでいるタイミングで起きた。ドイツGP終了時点で、フェラーリはコンストラクターズランキングでレッドブルに追い越され、3位に沈んでいる。
 
 アリバベーネは、チームは5月のスペインGP以降、ダウンフォース不足に苦しんでいるものの、現在は問題の根本を理解できていると語った。
 
「バルセロナ以降、ダウンフォースの点では大きな改善は見られていないと考えている。それが問題なのだが、取り組むべき部分は明確にわかっている。簡単なことではないとしても、できるだけ早期に解決しなければならない」 
 
「ダウンフォースには2つのタイプがあり、ひとつは空力のダウンフォースで、もうひとつはメカニカル・ダウンフォースだ。この部分に同時に取り組む必要があるが、いまはこのふたつがバラバラになっている」
 
「いくつもの要素が絡むため、多くの分析を重ね、いまでは何が原因であるかが明らかになっている」
 
 アリバベーネは、現在のフェラーリのパッケージのなかで最大の強みであるエンジンには満足しているといい、この部分は今後さらに改善していくと断言した。
 
「エンジンに関しては改善の予定があるし、非常に満足している。空力面の開発は(夏季休暇期間中は)FIAに禁止されているので、今後、短期で問題の原因を突き止めて解決する必要がある」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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