F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ホンダF1甘口コラム 第6戦スペインGP:昨年以上の成績で終えたレッドブルの序盤戦をデータで分析

2020年8月25日

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブルの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レッドブル・ホンダの走りを批評します。今回はF1第6戦スペインの週末を甘口の視点でジャッジ。

---------------------------

 今シーズン初優勝となった第5戦70周年記念グランプリよりも暑くなった第6戦スペインGP。暑さに弱点を抱えるメルセデス相手に、2連勝の可能性もあったレッドブル・ホンダだったが、レースでマックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトン(メルセデス)に完敗し、2位に終わった。

 この結果を残念に感じているとしたら、それは今年のレッドブル・ホンダに対する期待の大きさの現れだといっていいだろう。というのも、昨年と比較して、今年のレッドブル・ホンダの成績は決して劣っていないからだ。

 昨年のスペインGPでレッドブル・ホンダは3位だったが、じつは5戦目でそれがシーズン2度目の表彰台だった。今年のスペインGPは2位。表彰台は6戦目ですでに5回目だ。今年は昨年まで3強の一角を占めていたフェラーリが失速したことも、レッドブル・ホンダにとっては表彰台獲得率が高くなっている要因となっているだろうが、決してそれが主な要因でないことは、表彰台に上がった5回のうち4回が2位以上ということでもわかる。つまり、メルセデスの1台より上位でフィニッシュしているわけである。

 これはホンダがパワーユニット(PU/エンジン)を供給しているアルファタウリ(昨年までのトロロッソ)についても同様だ。昨年のトロロッソはスペインGPまでの5戦で4度入賞しているが、最高位は9位だったのに対して、今年は6戦中5度入賞し、最高位は7位(2回)だ。

 順位だけではない。昨年のスペインGPでポールポジションを獲得したメルセデスが、今年もポールポジションを獲得したものの、タイムは昨年に及ばなかった。それに対して、レッドブル・ホンダは昨年のタイムを0.065秒だが、上回っている。したがって、メルセデスとのタイム差も、昨年のスペインGPよりも詰めているのがわかる(データ1)。

※データ1
スペインGP 予選ベストタイム比較

▼2019年(第5戦)
ボッタス(PP) 1分15秒406
フェルスタッペン(4番手) 1分16秒357(0.951秒差)
ガスリー(6番手) 1分16秒708(トップと1.303秒差、フェルスタッペンと0.351秒差)

▼2020年(第6戦)
ハミルトン(PP) 1分15秒584
フェルスタッペン(3番手) 1分16秒292(0.708秒差)
アルボン(6番手) 1分17秒029(トップと1.445秒差、フェルスタッペンと0.737秒差)

 昨年と比較して、今年のレッドブル・ホンダがどの区間で速くなっているのか。区間別のタイムで検証してみたい(データ2)。セクター1はストレートと高速コーナーがある高速セクション。セクター2は中速コーナーが複数ある中速セクション。そしてセクター3が低速コーナーが5つもある低速セクションだ。

 今年のフェルスタッペンのタイムを見るとセクター1だけが昨年のタイムをコンマ1秒上回っている。メルセデスのセクター1のタイムもレッドブル・ホンダ同様、昨年よりコンマ1秒速くなっているところを見ると、ホンダの予選モードは決して言われているほど悪くないのではないか。

※データ2
スペインGP 区間ベストタイム比較

S1-S2-S3
セクター1(T1〜3/低速×1、中速×1、高速×1)
セクター2(T4〜9/低速×1、中速×2、高速×1) ※T6、T8は事実上コーナーに含まず
セクター3(T10〜16/低速×5、中速×0、高速×1) ※T11は事実上コーナーに含まず

▼2019年
ボッタス 
21.488秒(2位)-28.040秒(1位)-25.878秒(1位)

フェルスタッペン
21.685秒(7位)-28.274秒(3位)-26.322秒(3位)

ガスリー
21.833秒(14位)-28.429秒(6位)-26.358秒(4位)

▼2020年
ハミルトン
21.393秒(3位)-27.959秒(2位)-26.232秒(1位)

フェルスタッペン
21.565秒(7位)-28.295秒(3位)-26.414秒(3位)

アルボン
21.675秒(11位)-28.485秒(7位)-26.822秒(13位)

 昨年のドライバーズ選手権の5戦終了時点でのメルセデスとレッドブル・ホンダの差を見ると、ハミルトンが112点でフェルスタッペンが66点と、その差は46点あった。だが、今年は6戦を終えてハミルトンが132点で、フェルスタッペンは95点と、37点差に縮まっている。

 もちろん、メルセデスとハミルトンの壁が高いことは間違いないが、決して乗り越えられないほど高いわけでもないことは、シルバーストンのレースを見ればわかる。

 シーズンを序盤、中盤、終盤の3つに分けると、今年の序盤は昨年よりも良い成績だったことがわかる。これから中盤戦に突入する。昨年のホンダは、この中盤戦と終盤戦でさらにメルセデスとの差を縮めて、勝利を重ねた。ベルギーGPからスタートする中盤戦以降のホンダの戦いにも注目したい。

(Masahiro Owari)




レース

11/27(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
11/28(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
11/29(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※トルコGP終了時点
1位ルイス・ハミルトン307
2位バルテリ・ボッタス197
3位マックス・フェルスタッペン170
4位ダニエル・リカルド100
5位シャルル・ルクレール97
6位セルジオ・ペレス96
7位ランド・ノリス75
8位カルロス・サインツJr.74
9位アレクサンダー・アルボン70
10位ピエール・ガスリー63

チームランキング

※トルコGP終了時点
1位メルセデス504
2位レッドブル・ホンダ240
3位ルノー154
4位マクラーレン149
5位レーシングポイント136
6位フェラーリ130
7位アルファタウリ・ホンダ89
8位アルファロメオ8
9位ハース3
10位ウイリアムズ0

レースカレンダー

2020年F1カレンダー
第13戦エミリア・ロマーニャGP 11/1
第14戦トルコGP 11/15
第15戦バーレーンGP 11/29
第16戦サヒールGP 12/6
第17戦アブダビGP 12/13
  • 最新刊
  • F1速報

    2020年 第14戦トルコGP号