デンマーク政府、経済面の不明確さを理由にF1開催計画の優先順位を下げる
2020年2月9日
デンマーク政府は同国でのF1グランプリ開催計画を保留にしたうえで、F1開催は優先事項ではないと述べている。
元科学技術大臣のヘルゲ・サンダーは、デンマークにF1を誘致すべく数年にわたって取り組みを続けており、コペンハーゲン、オールボー、ロスキレの各都市を開催地候補として提案していた。
プロジェクト規模の大きさから、デンマーク政府の支援および協業が必要になるが、同国政府のF1に対する熱意はここのところ下火になってきており、サイモン・コレラップ産業ビジネス金融担当大臣はサンダーに対し、デンマークGP開催は現在、政府の優先事項の下位にあると伝えたという。
「デンマークに大規模なイベントを誘致することに熱意を持つ、献身的な人々がいることを嬉しく思う」とコレラップはデンマークの通信社『Ritzau』に語った。
「しかし、F1レース開催には適切な時機ではないと言いはしないが、現段階でプロジェクトの背後にある経済面についての事柄が、まったく明確になっていないという理由がある」
サンダーは当然ながらコレラップの姿勢に落胆しているものの、将来については楽観視したままでいる。
「もちろん、これは大変に残念なことだ。なぜなら政府はこの件の優先順位を下げたというだけでなく、我々を一杯のコーヒーに招待することすらしなかったからだ」とサンダーはデンマークのメディア『BT』に語った。
「この件がある時点でまた浮上してくることを確信しているが、私が期待していたよりも長くかかるだろう。現時点で少々難しい状況に見えることは、認めなければなるまい」とサンダーは語った。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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