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F1第11戦ドイツGP決勝トップ10ドライバーコメント

2018年7月23日

 2018年F1第11戦ドイツGP決勝トップ10に入ったドライバーたちが日曜日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=優勝

2018年F1第11戦ドイツGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)


 こんなレース、今まで経験したことがない。グリッドについている時、何とかして前のドライバーたちに追いつかなければと思っていた。最初のスティントをかなり長くとった。タイヤを使い切ってしまったので、雨が降り始める前にピットストップをしなければならなかった。雨が次第に激しくなってきて、コース上はトリッキーなコンディションだったけど、絶対諦めないと決めていた。


 チームは今週、僕らふたりとの契約延長を発表し、僕らに対する信頼を示してくれた。その週末にメルセデス1−2を決められるなんて、最高だよ。こんな結果を出せるとは考えてもいなかった。ただプッシュし続け、信じる気持ちを失わなかった。そうして実現した結果だ。              


 いつもどおりレースの前に祈った。その祈りが聞き届けられたように感じる。今週末はよくないこともたくさんあったけれど、雨がそれをすべて洗い流してくれたみたいだ。本当に夢のようだよ。この日を忘れることはないだろう。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=2位

2018年F1第11戦ドイツGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)


 もちろん今日勝てたらうれしかったけれど、チームにとっていい結果を出せたのでよかったと思う。メルセデスにとってホームのドイツで(1−2という)完璧なリザルトを達成した。


 今日は優勝を目指して戦い、レース終盤には有利な展開になってきた。でもセーフティカーが出動するタイミングがタイヤエイジの面で理想的でなかった。それで優勝を逃したと思っている。


 ルイス(・ハミルトン)の挽回は見事だった。すごいレースをしたよね。彼にとってベストレースのひとつだと思う。セーフティカーのタイミングという点では僕より彼の方がツイていた。リスタートでチャンスがあったので、ルイスとフェアなバトルをした。でも彼がポジションを守り切った。同じマシン2台がコース上で戦うシーンに、見ている人はわくわくしたんじゃないかな。


 インターミディエイトに交換するのはリスキーだからやめておいた。雨はそう長くは続かないとチームは予想していた。僕はチームを信頼しているし、結局のところ、それが正しい判断だった。


 これからも努力し続ける。いずれ僕が勝つ時が訪れるはずだ。
            
(フレッシュなタイヤでハミルトンとバトルをしようとしてチームからポジションを維持するよう指示されたことについて)セーフティカー後のリスタートでルイスとバトルをしたが、彼を抜くにはいたらなかった。その時、(チームから)リスクを抑えるよう言われた。その指示は理解できる。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=3位

2018年F1第11戦ドイツGP キミ・ライコネン(フェラーリ)とフィジオのマーク・アーノール


 難しいコンディションだった。グリップがあるコーナーもあれば、全くグリップしないコーナーもあった。ターン2とターン6では強い雨が降っていた。いつ減速すべきか、どこにグリップがあるのか、判断するのが難しかった。予想以上に路面が濡れていたらおしまいだ、と覚悟を決めて、コーナーに入って行かなければならない。楽じゃなかったけれど、僕らはベストの判断をして、うまく実行したと思う。


(セーフティカー出動時に2度目のピットストップを行ったことで勝つチャンスを失ったと思うかと聞かれ)後から言うのは簡単だ。ステイアウトしていたらどうなっていたか、正直言って分からない。その時点でタイヤをかなり使い込んではいたけれど、そのまま走り続けることができたのか、悲惨な結果になっていたのか、何とも言えない。
 こういったことははっきり予想できるものではない。誰にも答えは分からないよ。            


(2位を失ったことについて語り)バックマーカーのザウバーとの間で、ブレーキングで少し危ない瞬間があって、バルテリ(・ボッタス)に抜かれてしまった。でも完走できてよかった。少し残念な結果だが、受け入れるしかない。次にまた頑張るよ。


■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=4位

2018年F1第11戦ドイツGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 ひどく混乱したレースだったから、4位フィニッシュは悪くない結果だと思うよ。クルマのフィーリングはレースを通じて良かったけど、終盤に天候が変わって、難しい判断を迫られた。雨が降り始めた時、ターン6で少しクルマが滑ったので、ピットに入ってインターミディエイトに交換しようと考えたんだ。ところが、ピットから出てターン6まで来た時には、もう路面が乾いていてね。僕は正しい判断だと思ったし、実際にそうなる可能性もあったけれども、残念ながら雨が降り続いてくれなかった。こういう判断はうまく行くこともあれば、今日経験したように、うまく行かないこともある。            


 セーフティカーが出たおかげで、最悪の結果にはならずにすんだよ。あの時点でインターミディエイトを試してみる価値はあったと思う。その後、遅すぎるタイミングで激しい雨が来たことを考えると、タイミング次第ではいい成績をあげられたかもしれないけど、実際にはほぼドライの路面で戦わざるをえなかった。ハンガリーでは好成績を期待できるはずだ。次の週末を楽しみにしているよ。


■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=5位

 大満足だね。レースの前半は、それほどエキサイティングではなかった。けれども、終盤に向けていい展開になってきたところで、雨が降り出した。トリッキーなコンディションになり、クルマをコース上にとどめておくだけでも大変だったけど、僕はむしろそんな状況を楽しみながら、順位を上げていくことができた。           


 チームのためにポイントを獲得できて良かったよ。チームにとっては今季のベストフィニッシュに並ぶ成績で、僕としてはルノーに来てからのベストフィニッシュだ。もっとクレージーなコンディションになっていたら、面白かっただろうと思うけど、今日のところはこれで十分だ。いろいろな判断が全て適切だったのが、この5位につながったと思う。単なる幸運ではなく、僕らにふさわしい結果だということだ。ここまでハードワークを続けてきたから、チームにとって良いご褒美になった。今日はみんながいい仕事をしたよ。


■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=6位

 楽しかったよ。いい形でレースを終えることができた。インターミディエイトを選んだのは、結果的には正解ではなかった。どういうわけか、路面があっという間に乾いてしまったからね。まあ、あれはギャンブルであって、当たるかどうかは運次第だった。ともあれ、僕はタイヤをスリックに戻し、そこから終盤の10周ちょっとは最高に楽しめた。限界までプッシュして、必死で挽回を試みたんだ。雨が降り始める前のポジションをキープできれば、大満足だっただろうとは思うけど、相手は天気だから仕方がない。チームの努力のおかげでいいドライブができたし、僕自身もそれを楽しめた。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=7位

 こんなクレージーなレースを戦い抜いて、ポイントを持ち帰ることができたのだから満足すべきだろうね。最初から最後まですごく忙しいレースになり、ずっと集団の中で周囲のクルマと戦っていた。最初のスティントはとても良かったけれども、不運にもピットストップで作業時間がかかり、何秒かを失った。その後、雨が降り始めてすごくトリッキーなコンディションになり、ひとつひとつの周が毎回新たなアドベンチャーになった。そして、(シャルル・)ルクレールをラップしようとした時に、スピンしてしまった。彼は僕を見ていなかったと思うし、こっちも急にリヤが流れてキャッチできなかったんだ。それでも何とか生き残って、7位でフィニッシュしたのだから上出来だと思う。残念だったのは、最終ラップに(ロマン・)グロージャンに抜かれてひとつ順位を下げたことだけど、今日僕にできることは全てやったよ。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム                 
エステバン・オコン 決勝=8位

 予選が良くなかったことを考えれば、文句なしの結果だ。いいスタートを切って、オープニングラップのうちにいくつか順位を上げることができた。ただ、それを別とすれば、最初のスティントはかなり退屈なものだった。セルジオと僕が本領を発揮したのは、ピットストップを終えて、雨が降り始めてからだ。僕は雨の中をスリックで走り、ポジションを上げていった。あれは本当に楽しかったね。バイザーに当たる雨粒の量を見ながら、それに応じて慎重にブレーキングボイントを選び、周回ごとに状況を判断していく必要があったけど、ステイアウトするという判断に疑いを持つことはなかった。タフな予選の後、ポイント圏内でフィニッシュできたのだから、素晴らしい成績だと思う。戦略を信じて、着実なドライブを続けたことが、最後にこうした形で報われたんだ。


■アルファロメオ・ザウバーF1チーム
マーカス・エリクソン 決勝=9位

 またポイントを獲得できて、たいへん満足している。特にタイヤマネジメントの面で、楽ではないレースだった。最初のスティントはソフトタイヤで長めに走った。雨が降り出した時には、チームと相談した上で、慌てずにステイアウトすることに決めたんだ。ものすごく滑りやすく、難しいコンディションになったので、ミスをしないで走り続けるのは大きなチャレンジだったけど、目まぐるしく変わる状況にも何とか対処できた。レース終盤にはみんなが続々とピットに入り、ポイントを争ういいバトルも何度かあった。総じて言えば、ドライブしていて楽しいレースだったし、9位でフィニッシュできたので大満足だ。チームにとっても良い結果で、みんなの意欲もさらに高まるに違いない。ポジティブな気持ちでブダペストへ行けるよ。


■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ブレンドン・ハートレー 決勝=10位

 今日のレースにはとても満足している。レース序盤はウイリアムズ勢の後ろで時間をロスしたが、楽しいバトルができた。ハード寄りのコンパウンドのタイヤを使用していた時にはペースがよかったが、終盤にウルトラソフトを履いた際には苦労した。(ロマン・)グロージャンに抜かれてしまったのは悔しかったけれど、彼の方が明らかにペースがよかったので仕方のない結果だったと思う。


 レース中は着実な走りを心がけ、雨が降り始めた時には一か八かでコース上に留まることを選択した。それは正しい判断だった。コンディションが変わっていくなか、チームと僕の間で密にコミュニケーションを取り、最後にその成果が現れたと思う。
               
 作戦上の判断を下す上で、耐久レースでの経験を役立てることができ、その結果1ポイントをチームに持ち帰ることができた。このレースには本当に満足している。



(autosport web)




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