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トロロッソ・ホンダF1密着:雨でセッティングが進まず、ガスリーはマシンバランスに苦戦
2018年6月24日
フランスGP2日目の土曜日、ホンダは金曜日のフリー走行2回目でトラブルが発生したブレンドン・ハートレーのパワーユニットをすべて新しいものに交換した。
また金曜日の走行で、マイレージがまだ残っていた旧仕様のPUを走らせていたチームメイトのピエール・ガスリーも、予選とレースに向けて、カナダGPのレースで投入した新仕様のPUに積み替えていた。
現在のF1でPUは動力源であると同時に、マシンを構成する重要な一部になっている。したがって、PUを変えれば、セッティングがまったく同じでもフィーリングが変わってくる場合がある。さらに、PUによって、エンジンの設定を調整しなければならないため、PUを変えたときは確認走行が必要になる。
ところが、土曜日のポール・リカールは午後1時から開始されるフリー走行3回目が始まってすぐに雨が降り出すあいにくの天候となった。そのため、ガスリーもハートレーも完全なドライ路面でマシンのセッティングとPUのセッティングを確認することができないまま、予選に臨まなければならなかった。
ハートレーは「スタッフが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、マシンとPUのフィーリングは良かった」と語り、Q1の1回目のアタックではトップ10に入るスピードを見せていた。
しかし、2回目のアタックで渋滞につかまり、タイムが伸びずに17位に終わり、Q1で敗退した。ただし、この日PUを交換していたハートレーはすでにグリッドペナルティを受けており、最後尾からのスタートが決まっていたため、今回の予選はいわばレースに向けたテストセッションだったともいえる。
その予選で「クルマのフィーリングはとてもいいから、日曜日のレースはポジティブ」と抱負を語っていた。
チームメイトのガスリーは、Q2に進出したものの、最後のアタックでタイムが伸びずに14位に終わった。
予選後、ガスリーは「第2セクターのロングストレートで失速した。何が問題か分析しないといけない」と語ったが、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは「PUのデータ上に明らかな問題はなかったと思います」と、デプロイの設定ミスやPUのトラブルではないと語った。
考えられることは、トロロッソの車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾトーが言うように、マシンバランスの変化だったと考えられる。
「ピエールは最後のアタックでひどいアンダーステアに苦しんだ。何が問題だったのかを理解するためにこれからデータを分析したい」(デゾトー)
予選では、マシンに対するフィーリングが異なっていたトロロッソ・ホンダの2人。それが日曜日にどのような影響を与えるのか。28年ぶりのポール・リカールでのF1は、手探りの状況の中で、スタートが切られようとしている。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |