【レースの焦点】4度目のタイトルを生んだハミルトンの精神コントロール/F1メキシコGP
2017年10月31日
ルイス・ハミルトン4度目のタイトルは、9位完走という思いがけないレースで決定した。それでも、メルセデスのエグゼクティブディレクター、トト・ウォルフが言ったように「望んだかたちのレースではなかったけれど、誰が気にするものか」──。
英国国旗を受け取り、スタジアムでドーナッツターンを披露する姿から、歓びが溢れ出た。短いインタビューの後、チームのガレージへと急ぐ様子は“1秒でも早く、1秒でもフレッシュな感情を分かち合いたい”気持ちを表していた。
ハミルトンの強さが際立ったシーズン。メルセデスの速さと信頼性の向上は精神を支える大きな要素であっただろうし、バルテリ・ボッタスというフレッシュなチームメイトを迎えたことによって“チームを率いる”責任感もいっそう強まったことだろう。
フェラーリがライバルとして復活したことによって、チーム内だけで勝利やタイトルを争う息苦しさからも解放された。
ただし、どの要素も、ひとつ間違えれば単純にプラスに働くとは限らない──。すべてをポジティブに活かして、自らのレベルを引き上げたのはハミルトン自身だ。
「何事に関しても、ネガティブな要素を心に抱えないよう努めてきた。何を言われても書かれても、ネガティブを撥ね返すバリアのようなものを築くことに成功したんだ。ポジティブであることによってすべてを征服できると思うから」
アゼルバイジャンGPでセバスチャン・ベッテルとの間に起こった事件も、今回のスタート直後の接触も「問題じゃない」とハミルトンは言う。
「大切なのは、そこからどう立ち上がるか、ということだよ」
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※マイアミGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
※マイアミGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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