アロンソ、前戦の大量ペナルティが報われることを祈る「F1ハンガリーは最大の好機。トラブルなく戦いたい」
2017年7月25日
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、今週末のハンガリーGPはチームにとって好結果を出せるチャンスがあるグランプリであり、これを最大限に生かすため、トラブルフリーで週末を過ごしたいと語った。イギリスGPでパワーユニットのエレメントを大量に交換したのは、ハンガリーでのシーズン最大のチャンスに備えてのことだったと、彼は明かしている。
ハンガロリンクのレイアウトでは、エンジンよりもシャシーのパフォーマンスがものをいうため、今のマクラーレン・ホンダにとっては比較的有利に戦えるグランプリになるとみられている。10戦を経て、マクラーレン・ホンダはまだ1回しか入賞を果たしておらず、ハンガリーではなんとしてもポイント獲得を果たしたいところだ。
チームは前戦イギリスGPでアロンソのパワーユニットエレメントを大量に交換し、アロンソは合計30グリッド降格のペナルティを受け、最後尾グリッドについた。これはハンガリーでグリッド降格を避けるための「大きな決断」だったとアロンソは言う。
「理論上、ハンガロリンクは僕らにとって今年最大のチャンスを得られるサーキットのひとつだ。短くツイスティなサーキットだから、純粋なパワーに頼る部分が比較的少ない。ドライバーが1周のなかで最大限の力を発揮するには、シャシーの性能に頼る必要がある」とアロンソは語った。
「夏休み直前の時期で、温度が高く、チームとドライバーにとって厳しい週末になる。でもここでいい結果を出せれば、夏休み前に皆が大いに勇気づけられるだろう」
「僕らにとって重要なのは、いつもどおり信頼性だ。ハンガリーでマシンが比較的優れたパフォーマンスを発揮するにしても、ポイント獲得のチャンスを逃さずにしっかり生かすためには、トラブルフリーの週末を過ごす必要がある」
「このレースへの態勢を整えるためにシルバーストンでグリッドペナルティを受けるという大きな決断を下した。それが今週報われて、ポイント獲得のために最良の位置につけられることを願っている」
マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエも、ハンガリーの週末はなんとしてもトラブルやグリッドペナルティを避けなければならないと語っている。
「ホンダとともに、我々は信頼性を向上させるために懸命に取り組んでいる」とブーリエ。
「このコースで我々のマシンは比較的優れたパフォーマンスを発揮するポテンシャルがあるので、特にここではグリッドペナルティを避けることが、ポイントを追加するためのカギになるだろう。我々はなんとしても入賞したいという強い決意を固めている」
(AUTOSPORTweb)
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