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「ハイブリッド技術を戦略の一環として使えるエンジンに」。ブラウンがF1の次世代PUに言及

2017年7月14日

 F1のモータースポーツ担当マネジングディレクターであるロス・ブラウンは、将来のF1エンジンのプラットフォームにおいて、ハイブリッド技術要素は戦略的な要素として残すべきだと考えている。


 ブラウンは2021年以降の次世代F1パワーユニットについて、その方向性や詳細を明確化するべく議論や分析を続けている。


 ハイブリッド技術の要素を残す一方で、ブラウンは各マニュファクチャラーやファンがそれぞれ持っている要望の「間をとって妥協する」ようなプラットフォームに決めるつもりはないという。


 水曜日に開催されたF1ライブ・ロンドンに出席したブラウンは「我々は現在、エンジンメーカー、自動車メーカー、さらにコスワースやイルモアといったレース用エンジン専門メーカーなどと大いに議論しながら、検討を進めているところだ」と話し、以下のように続けた。


「異なる意見の中間に妥協点を見つけて、みんなの気持ちを害さないようにすることが目的なのではない。なぜならそれはベストの解決策にならないからだ」


「だがハイブリッド技術はおそらく継続になるだろう。この技術には(市販車との)関連性があり、マニュファクチャラーも関与できるからだ。しかしその部分は、戦略として使えるクオリティにすることができるかもしれない」


「レースにおいて、バッテリーのパワーやハイブリッドの特性をうまく活かすことでドライバーが優位に立つ余地は大いにある」


 ブラウンはこれを証明する興味深い事例について、以下のように語った。


「これはあまり知られていないことだが、アゼルバイジャンGPで(バルテリ・)ボッタスが(ランス・)ストロールを追い越せたのは、セーブしていたバッテリーをあの最後のセクションで使ったからなんだ。彼は戦術的な使い方をした」


「我々はテレビを見てこれに気付くべきだった。(ハイブリッドの利点が)実証されたのだ。ハイブリッドについては、この点からも関心を持ってもらえるはずだ」


 F1のファンはより大音量のエンジンを望んでおり、ブラウン自身も同意見だ。当然そうしたファンの声には耳を傾けているものの、高回転型の自然吸気エンジンを復活させる計画はないという。


「自然吸気エンジンに戻したいというファンが多くいる。それに対する質問は『なぜそれが必要なのか?』であり、 その答えはエンジンノイズや回転音に感情をかき立てられるからだ」


「では、そうしたノイズや回転音を備えた、感情に訴えかけるようなハイブリッドエンジンが作れるだろうか?  これはF1が成功するための主要な要件なのだから、F1に携わるマニュファクチャラーは理解しているはずだ」


「誰も見ないのであれば、技術を実証するエンジニアリング作業をすることに意味はない。マニュファクチャラーは(市販車との)関連性を保ちつつ、ファンの感情に訴えかけるという要素との間でバランスを取らなければならないことに、気づいている」


「心情的にはどうであれ、将来の新しいエンジンを自然吸気のV12に戻すことはない。けれども現行のエンジンよりもエキサイティングかつ、親しみやすいものになるだろう」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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