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scope:F1を戦う自動車メーカーに果たしてほしい役割

2016年4月26日

もっと「メルセデスF1」のCMを──最先端の技術を、わかりやすく

 たしかに、ターボエンジンのエキゾーストノートはV8時代より、ずっと低い──アイルトン・セナが初めてのタイトルを獲得した1988年当時のように。メルセデスの圧倒的な優位性は、他メーカーの想像を超えていた──現行レギュレーションが決まるより、ずっと前から彼らは現行パワーユニットの開発に着手していた。だから、いまはメルセデスによってスポーツが損なわれている──レッドブルの空力が4連覇を果たしたときと同じように。なぜ、そういう印象を与えてしまうのだろうか。

 問題は、エンジンが10年前、あるいは25年前のようにレースを左右する重要な鍵としてのポジションに返り咲きながら、メーカーがファンに対する説明をきちんと行っていないことだ。市販車部門の将来にも影響する最先端の技術であるから、メーカーとしても話せない要素が多いのは理解できる。でも、スポーツとしてのF1に参加している立場において、スポーツを支えているファン(チケット購入者やテレビの有料視聴者、国によっては無料視聴者)に理解される努力を怠ってはならない。

 2014年パワーユニット規則を導入するにあたって、説明責任があることは全メーカーが認識していた。しかし具体的にパワーユニットが、どういうものであるのか情報を発信して努力を続けたのはルノーだけで、メルセデスもフェラーリも「自分たちのパワーユニット」を、ほとんど語っていない。

「パワーユニット導入に際して、ERSとエネルギーマネージメントに大きなリソースが割かれた。一方で、ICEに関してはリソースが足りず、遅れてしまっている。他メーカーは早々に2014年にシフトしていたが、2013年の最終戦まで勝利を争っていた我々が、そのぶんだけハンデを負ってしまったことも事実だ」

 今年の2月上旬に行われたルノーF1のワークス復帰会見で貴重だったのは、会見に出席した主要メンバーの全員が異口同音に、こう認めたことだ。ERSに関しては初期のトラブルがあったものの想定内。エネルギーマネージメントはレースを重ねるごとに進化している。いまでは、ブレーキング時のエネルギーを回収するとされたMGU-Kは加速時に、ストレートで熱エネルギーを回収すると言われたMGU-Hは、その先の減速時に大きく回収している。問題は、直噴V6ターボの遅れだと……自分たちのトラブルや課題を隠さないぶんだけ、ルノーの進化は生身のものとして伝わってくる。





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