マクラーレン・ホンダ密着:ポイントが狙える残り2戦に狙いを絞って戦略的PU交換を実施
2017年10月28日
つまり、金曜日に投入された新しいPU(ICEはスペック3.8)は、金曜日のセッション終了後にマシンから降ろされ、ブラジルGPとアブダビGPのために温存される。そして、メキシコGPの土曜日以降にマシンに搭載されるPUは中古で、ICEはスペック3.7だという。
ところが、フリー走行1回目が始まってすぐ、バンドーンのPUに異変が起きた。
「燃料系のデータにおかしなところがあったので、ピットインさせました」(中村チーフエンジニア)
チームとしてはメニューをこなすために走らせたかったため、ホンダはデータをチューニングして、再びコースインさせたものの、それでも改善されなかったため、「これはハード的に何か不具合が発生している可能性がある」(中村チーフエンジニア)と判断。
ただし、それを変えようとすると2時間以上の時間を要するため、もともと予定していた新品から中古に戻すPU交換を前倒しで行うことにした。もちろん、その理由のひとつには、残り2戦で使用するために下ろしたPUに余計なダメージを与えたくなかったことも十分に考えられる。
そして、この決定により、今シーズンのホンダがレースで使用する最終スペックは「3.8」になることも決まった。最後の3戦を良い形で締めくくるため、メキシコGPでマクラーレン・ホンダは戦略的決断を下したのだった。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
5/17(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
5/18(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
5/19(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
※エミリア・ロマーニャGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 161 |
2位 | シャルル・ルクレール | 113 |
3位 | セルジオ・ペレス | 107 |
4位 | ランド・ノリス | 101 |
5位 | カルロス・サインツ | 93 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 53 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 44 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 35 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 15 |
※エミリア・ロマーニャGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 268 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 212 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 154 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 79 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 20 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |