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ピレリ、フェルスタッペンのタイヤを調査へ「デブリによってパンクが発生した可能性がある」

2020年11月2日

プレスリリース
2020 エミリア・ロマーニャグランプリ 決勝

ハミルトン、終盤にセーフティカーが導入されたイモラでのレースを2ストップ戦略で制す

2020年11月1日、イモラ

キーポイント

・メルセデスのルイス・ハミルトンが2ストップ戦略でエミリア・ロマーニャグランプリを制し、7度目のドライバーズタイトル獲得に一歩近づきました。チームメイトのバルテリ・ボッタスが2位に入り、両ドライバーが表彰台に上ったことで、メルセデスは2020年のコンストラクターズタイトル獲得を決定付けました。ボッタスは、計算上、現時点でハミルトンのドライバーズタイトルを阻止できる唯一のドライバーです。終盤にセーフティカーが導入されたレースで、両ドライバーともに全3種類のコンパウンドを使用しました。


・オーバーカット戦略によって勝利を確実にしたハミルトンは、P Zeroイエロー・ミディアムタイヤでライバルたちよりも長いオープニングスティントを走行しながらも、ピットストップ前には自身のラップを更新していました。バーチャルセーフティカーの機会を活かし、ハミルトンは、トップを譲ることなくP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換しました。


・フィニッシュまで10周を残すセーフティカー導入周回中、ハミルトンやボッタスを含む大半のドライバーが、ファイナルスティントへ向けてP Zeroレッド・ソフトタイヤへ交換しました。


・セーフティカーの導入が、1ストップ戦略を採っていた大半のドライバーを2ストッパーへと促しました。ソフトタイヤでスタートしたドライバー中の最上位は、3位を獲得したルノーのダニエル・リカルドでした。


・スタート時の気温は21℃、路面温度は24℃で、レース中も同様のコンディションが継続しました。

各コンパウンドのパフォーマンス

・ハードC2:マクラーレンとアルファロメオの両ドライバーを除く全ドライバーがハードを使用しました。リカルドとフェラーリのシャルル・ルクレールは、ハードタイヤで長いスティントを走行し、1ストップで完走しました。ハードタイヤは、期待通りの優れた一貫性を示しました。


・ミディアムC3:フロントロウの両メルセデスを含む半数以上のドライバーがミディアムでスタートしました。30周を走行したハミルトンなど、いくつかの長いオープニングスティントが見られました。アルファロメオのキミ・ライコネンは、ミディアムで49周を走行し、残り14周時点で4位に位置していました。また、チームメイトのアントニオ・ジョビナッツィは、ミディアムで53周を走行しました。ポルトガルグランプリ同様、ミディアムタイヤは、優れた性能と一貫性を示しました。


・ソフトC4:リカルドやルクレールなど、ソフトタイヤでスタートしたドライバーたちは、そのスピードを活かしてオープニングスティントで上位を走行しました。アルファタウリのダニール・クビアトは、ソフト〜ハード〜ソフトと繋ぐ戦略で4位を獲得しました。序盤にはグレイニングの発生が見られましたが、レースの進行に伴ってタイヤの状態は改善していきました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント

「終盤のセーフティカー導入が戦略に大きな影響を及ぼしました。それまでは、イモラでのピットストップロスタイムが大きいこともあり、1ストップ戦略が主流のレース展開でした。ソフトタイヤにグレイニングが発生したことで、当初思い描いたソフトを使用した戦略は、ミディアムやハードを主体とするものに変化しました」


「フロントロウの両ドライバーがスタート時に装着したミディアムタイヤのデグラデーションは、長いスティントにおいても最小限でした。また、多くのドライバーがハードタイヤで40周以上を走行しました。もちろん、32周を走行していたレッドブルのマックス・フェルスタッペンのハードタイヤに何が起こったのか、調査する必要があります。現時点では、デブリによってパンクが発生した可能性があります」


「7年連続でコンストラクターズタイトルを獲得したメルセデスを祝福します。ハミルトンがバーチャルセーフティカーのアドバンテージを完璧に活かすなど、今回も非常に戦略的なレースでした」

■2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP レースインフォグラフィックス


2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP レースインフォグラフィックス
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP レースインフォグラフィックス

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP レースインフォグラフィックス
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP レースインフォグラフィックス

■コンパウンド毎のラップタイム上位

・ハードタイヤ
ルイス・ハミルトン:1分17秒279
ダニエル・リカルド:1分17秒552
マックス・フェルスタッペン:1分17秒637


・ミディアムタイヤ
ルイス・ハミルトン:1分17秒502
ランド・ノリス:1分18秒252
カルロス・サインツJr.:1分18秒269


・ソフトタイヤ
ルイス・ハミルトン:1分15秒484
バルテリ・ボッタス:1分15秒902
アレクサンダー・アルボン:1分16秒177

■最長スティント

・ハードC2:シャルル・ルクレール 50Laps
・ミディアムC3:アントニオ・ジョビナッツィ 53Laps
・ソフトC4:カルロス・サインツJr. 17Laps



(ピレリジャパン プレスリリース)




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ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
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2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

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※中国GP終了時点
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2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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