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ドライバー代表のブルツ「速くなったF1をアピールするため、映像手法に工夫が必要」

2017年4月4日

 グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)チェアマンのアレックス・ブルツは、F1はテレビ放送で新世代マシンの速さをうまく伝えるため、車載カメラなどによる撮影方法を見直すべきだと考えている。


 ウイングの幅が広がりワイドタイヤが装着された今季F1マシンは、オーストラリアGPでコースレコードを更新、今後も次々と記録を打ち破っていくものと考えられている。一方でドライバーたちは新マシンの限界性能を出すのは一層難しいと語っている。


 2014年からGPDAのチェアマンを務めている元F1ドライバーのブルツは、ドライバーからのフィードバックは好意的ではあるが、速度が向上したことをテレビ画面で伝えられるよう、カメラアングルを改善してオンボード映像をさらにうまく活用することが不可欠だと考えている。


「テレビで流れる映像はすでによくなっている」とブルツは述べた。


「オンボードカメラが少し揺れており、そのために前よりもマシンが速くなっているのを感じることができる。目で見ることができるんだ」


「だが、広角レンズでの速い走行シーンがあまり流れないような古いビジネスモデルからテレビ放送が離れて、マシンの速さが目で見て分かるようにカメラで捕えるようにするなら、そうしたことでこのスポーツは正しい方向へ進むと思う」
「その後は新オーナーたちの宣伝次第だ」


 大幅なレギュレーション変更はF1を“本来の姿”に引き戻してきており、ドライバーたちは再び大きなチャレンジに直面し、それを歓迎しているとブルツは考えている。


 オーストラリアでのシーズン開幕戦では激しい戦いが繰り広げられた。ルイス・ハミルトンがビットストップの後、マックス・フェルスタッペンの後方から抜け出すことができず、セバスチャン・ベッテルが勝利をものにするという展開だった。ブルツは、ファンは本物のレースを再び見ることができたことを喜ぶべきだと語っている。


「ドライバーたちは新マシンを気に入っている」とブルツ。


「本来あるべき姿のマシンだということは見ればわかるし、人々に理解されやすくなる」


「何度も世界タイトルを獲得しているチャンピオンが、ずっとプッシュし続けているために無線で息を切らしているのを聞いたら、マシンが体力的にきつくドライブするのが大変なのだということが説明なしで分かるだろう」


「毎ラップ、彼らはプッシュしていた。素晴らしいことだ。我々が向かっているのは間違いなく正しい方向だよ」


 だが、ブルツはチーム間の差の拡大については対処する必要があると認めた。


 フェラーリ、メルセデス、レッドブルのトップグループと、その次に速いチームとのギャップはオーストラリアGP予選では0.589秒、決勝レースでは55秒近く開いていた。


「私が一番したいことは何かと聞かれたら、首位と最下位との差、トップグループとその他との差を何とかして縮めることだと言うだろう。差を縮めることでさらに競争をもたらすことができる」とブルツは語った。


「そうすればレースは自然と刺激的になり、競い合いと興奮のある本来の姿になるだろう」


「我々はその方向へ進んでいるんだ」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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