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【レースの焦点】“速さ”が足りなかったフェラーリ、問われるタイヤ一社供給の責任/F1第5戦スペインGP
2018年5月16日
ゴールの後、7位カルロス・サインツJr.と8位フェルナンド・アロンソが並走して健闘を讃え合う。ふたりの手には、スペイン国旗が美しい。レース中には何度か上空に暗雲が近づいたものの、最後は晴れ──。カタルーニャ・サーキットには、やっぱり青空が良く似合う。
順位変動という意味で、波乱のアゼルバイジャンを“面白い”レースとするなら、スペインGPは平坦な内容だった。すべての要素が求められるコースではマシンの長所で弱点をカバーすることが不可能で、総合力の差が露わになってしまう──。
ルイス・ハミルトンと同一周回でゴールできたのはトップ3チームの5人。6位ケビン・マグヌッセン〜8位アロンソは1周遅れ。9位セルジオ・ペレス以降は2周遅れ。レース後半のセーフティカー出動がないと、このコースではマシンの間隔が大きく開いてしまうのだ。
中団チームを大きく引き離すトップチームでも、バトルは少ない。前のマシンに近づけない難題は空力性能の高いマシンほど大きく、間隔を取らざるを得ない。乱気流に敏感なメルセデスは、「4秒離れていても感じる」とハミルトンが言う。
接戦に強いレッドブルさえ、ここではDRS圏内から攻めることが難しく、レース序盤はキミ・ライコネンを攻略できなかった。レッドブルが長い第1スティントを走ると、フレッシュなミディアムに履き替えたハミルトンもマックス・フェルスタッペンを攻撃することができず、レッドブルのピットインを待たなくてはならなかった。
サーキットで見守るファンを沸かせたのは、タイヤ交換直後から至近距離でマーカス・エリクソンを攻め続けたサインツJr.。そのふたりに追いついて4台のバトルを形成したシャルル・ルクレールとアロンソ。
関連ニュース
※モナコGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※モナコGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |