【】BMWザウバー「マレーシアはもっとプッシュしていく」

3月17日

 BMWザウバーのテクニカルディレクター、ウイリー・ランプが、バーレーンでの開幕戦は厳しい結果に終わったため、今後はさらにハードにプッシュしていかなければならないだろうと語った。

 ペトロナスをメインスポンサーとするザウバーにとって、今週末のマレーシア戦は今シーズンで最も重要な一戦となる。しかし、ザウバーは、バーレーンでジャック・ビルヌーブが派手なエンジンブローによってリタイアしただけに、ニック・ハイドフェルドのマシンについて、いささか懸念されるところだ。バーレーンでエンジントラブルによりリタイアしたのはビルヌーブだけだったが、実際にはジャンカルロ・フィジケラもエンジンにトラブルを抱えており(リタイア原因は油圧系トラブル)、デイビッド・クルサードもスローダウンラップで車を止めている。

 ランプはクラッシュネットのインタビューに答えて次のように語った。
「やらなければならないことがまだたくさんある。ニックはスタートで少し運がなかったね。スピンを喫してしまい、最後尾まで順位を下げ、トップについていくことが極めて難しくなってしまった。ジャックにエンジントラブルが起きたので、レースの終盤、私たちはマレーシアに向けてエンジンを温存するために、ニックにスピードを落とすように命じた」
「予選は、開幕戦としてはいいパフォーマンスだった。新チームとして、すべてがうまく噛み合っていた。次のレースではもうちょっとプッシュしていかなければならないと思う」
 ランプは、ニック・ハイドフェルドが最後尾からアグレッシブなドライブで追い上げを見せたことに勇気づけられたと言う。
「見ていてとても爽快だった。デイビッドをパスするときは、とてもアグレッシブだったし、ラルフのときもそうだった。とても積極的なドライブだったね!」