F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ジェンソン・バトン「アロンソの事故はハロに反対する理由にならない」

2016年3月20日

 ジェンソン・バトンは、マクラーレンのチームメイト、フェルナンド・アロンソのオーストラリアGPでのアクシデントを論拠として、「ハロ」の2017年からの導入に反対するのは間違っていると述べた。

 ハロのようなドライバーの頭部保護デバイスに批判的な人々は、その主な欠点として、アクシデントが起きた後にドライバーの救出の妨げになることをあげている。メルボルンのターン3でエステバン・グティエレスのハースと接触したアロンソのマクラーレンは、かなりの速度でグラベルトラップに突っ込んで横転し、裏返しになった状態で止まった。アロンソは自力でマシンから降りることができたが、もしハロがあったらチームメイトは脱出できなかったのではと質問されたバトンは、「今回は彼が無事だったから、そう思うんじゃないかな」と答えた。

 バトンが言わんとしているのは、ハロがあればアロンソは自力で脱出できなかった可能性はあるものの、それはオープンコックピットに伴う危険性と比べれば小さな問題にすぎないということだ。
「あの状況では、彼が急いでクルマから降りる必要はなかった。クルマが裏返しになったときにどうなるかという話よりも、それまでにドライバーの頭に何かが当たるリスクのほうが大きい。燃料が漏れたりして急いで逃げなければならないケースはごく稀だ。最近のセーフティセルは頑丈だし、タンクも簡単には燃料が流れ出ないようになっている。だから、僕はハロがあったほうがいいと思うんだ。裏返しになって、ハロがあるために自力で降りられないとしても、すぐにマーシャルがクルマを起こしてくれるだろう。少し時間はかかるかもしれないが、それでもドライバーが無事なら問題はない」

 アロンソ自身は、ハロがあったら脱出の妨げになったかについてはよくわからないと語っている。だが、今回のクラッシュの経験から、そうした保護デバイスを義務付けるならば、まず総合的な見地からの調査と研究が重要だと感じているようだ。
「確かにそれ(脱出の障害にならないこと)は大事だと思うし、いままでそういう面から考えたことがなかった」と、アロンソは言う。
「その点はしっかり調査して検討する必要がある。見ての通り、今回はわずかな空間があったおかげで、簡単に脱出できたわけだから。ハロを取り付けた場合、クルマから降りるのが難しくなるのかどうかを確認しないといけない」

 またバトンは、いずれにしてもこのアクシデントは、F1の安全性に関する研究の重要性を思い出させるものだったと付け加えた。
「事故のあと、あそこを通過したときには、ものすごい煙と砂ぼこりが上がっていて、何が起きたのかはわからなかった。僕が最初に見たのは歩いている彼(アロンソ)の姿で、それからアクシデントの状況がわかった。これは現在のセーフティセルの丈夫さを証明した出来事であり、昔からしばしば起きてきた恐ろしいアクシデントだったと思う」




レース

5/17(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
5/18(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/19(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP