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新車分析/マノーMRT05:すでにディテールの開発も、今年のマノーは一味違うハズ

2016年2月25日

 空力開発を行なう際は、全体のコンセプトを決めてからディテールの作業にとりかかるのがセオリーだろう。全体のコンセプトがずれていたら、いくらディテールで頑張ってもゲインは知れているからだ。シーズンが進むにつれてディテールが複雑に進化していくのは、全体のコンセプトに手をつけられないからでもある。

 ディテールに手を付けていく際は、空気を最初に受け止めるフロントから着手する。フロントの造形が変わればミッド〜リヤの空気の流れにも影響を与えるからだ。フロントが決まったら車両の真ん中付近、真ん中が決まったらリヤといった具合だ。

マノーMRT05

(c)XPB Images


 そういう視点で2016年のマノーMRT05を見ると、興味深い。サイドポンツーン前端上部に縦型のフィンを並べるのは今年に始まったわけではないが、MRT05のそれは凝っている。フィンそれ自体が複雑な三次元曲面を描いているし、ベース部にスロットが設けてあるのだ。プレーンな形状に比べて一歩進んだ効果を発揮するに違いない。シーズン開幕を控えた段階ですでに、マノーはディテールまで目を向ける余裕がある、と判断したくなる(希望を込めて)。

マノーMRT05

(c)XPB Images


 そういう前向きな視点でノーズ前端を見ると、マノーが元気な証拠をもうひとつ確認することができる。日本のお菓子メーカーのマークに似ていると話題(?)のロゴがノーズ先端にあしらってあるが、もうひとつある。コクピットに空気を導くダクトカバーだ。

 こんな小さなところまで遊び心ある細工を施せるのは、チームが健全な状態にあるからだろう(と信じたい)。

(世良耕太/Text : Kota Sera)




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