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ホンダ密着:トラブル多発、残り2戦に備えられるか

2015年11月2日

 メキシコGP土曜の会見後、ホンダは信号系センサーに問題が出たジェンソン・バトンのマシンをチェックして、金曜のフリー走行1回目に使用したパワーユニットに交換する決断を下した。しかしターボチャージャー(TC)とMGU-Hは残りのグランプリのことを考慮して、それぞれ新しいものに交換。この結果、バトンは土曜までに決まっていた55番手降格に、最初の12基目となるTCで10番手、12基目のMGU-Hで5番手が追加されて合計70番手の降格となった。

 フェラーリのキミ・ライコネンもパワーユニットを交換し、土曜のギヤボックス交換と合わせて35番手降格となったため、15番手降格が決定していたフェルナンド・アロンソのスターティンググリッドは19番手から18番手とひとつ上がって、レースを迎えることとなった。

 ところがアロンソのパワーユニットには、ある問題が発生していた。

「土曜の夜にMGU-Hの回転センサーがフェイルモードに入ってしまう問題が起きていることが発見されました」と、ホンダの新井康久F1総責任者は語る。

 TCとMGU-Hは同軸でつながっており、その回転を検知するセンサーに問題を抱えたアロンソのパワーユニットはスタートしても止まってしまう可能性が高かった。バトンは土曜にTCとMGU-Hを交換していたが、アロンソも交換できなかったのだろうか。

「アロンソのパワーユニットに関しては時間的に全然、間に合わなかった」と新井総責任者。つまりレースをスタートしたものの、アロンソがリタイアするのは時間の問題だとわかっていたのだ。

 しかし、チームとアロンソはファンのために1周だけでもいいからレースをするという決断を下した。そして、アロンソは13万4845人ものファンの期待でふくれあがったアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでグリッドに着き、スタートを切った。スタート直後にはマノー・マルシャの2台をかわし、1コーナーから3コーナーにかけてはザウバーとバトルした。だが、その直後システムがパワーユニットをシャットダウン。パワーを失ったアロンソは、最新スペックのICEにダメージを与えないようにピットを目指し、リタイアとなった。

 これでマクラーレン・ホンダは金曜と土曜にトラブルを連発していたバトン1台だけで戦うことになった。幸いバトンに問題は発生せず、14位で完走した。

「バトンは金曜と土曜に走り込みできずセッティングも決まっていなかったため、ハンドリングに苦労していましたが、最後までポジションを上げようとバトルしていました」

 新井総責任者はトラブルが多発する状況でも、前向きに戦ったチャンピオンたちの姿勢を称えた。

「今週末は本当にいろんなトラブルが起きてしまった。これからセンサー問題に関して何が起きたのか分析し、残り2戦トラブルなく、しっかりと走り切りたい」





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