【F速小ネタ】恒例(!?)跳ね馬お家騒動の現在
2014年5月15日
ニュースというほどでもない、ちょっと気になる小さなことをお伝えするフロム・ザ・パドック番外編。今回は、小ネタのわりに不穏な空気も漂うスクーデリア・フェラーリのあれこれについて。
まずはミハエル・シューマッハーの回復を祈って、チーム一同が集合した時のひとこま。フェルナンド・アロンソが話したそうにしているのを、自然に無視しているライコネン……のようにも見えますが、ここで注目してほしいのは、ふたりにはさまれた新チーム代表の姿です。
ステファノ・ドメニカリの後任として、チーム代表に就任したマルコ・マティアッチ。彼はフェラーリに入社して以来、レース部門とは無縁だった人物ということで、就任早々から「代表の座に長く留まることはないだろう」と言われています。
では、誰が次の代表になるのか? ということは当然気になるのですが、マティアッチは今後どうなるのか──おそらく、フェラーリの社長に就任すると見られているのです。バーニー・エクレストンの歓待ぶりからも、マティアッチが重要人物であることが伝わってくるような。
そこで動いたのが、この人。現フェラーリ社長のルカ・ディ・モンテゼモロです。ドメニカリの後任を指名したのは、フェラーリの親会社フィアットCEOと噂されており、そのマティアッチは自分の社長の座を脅かす存在──。ここは一発、フェラーリに自分あり! と示しておかなければと思ったのか、スペインGP金曜日のセッション真っ最中にサーキットへと登場しました。
ティフォシというよりアロンソ応援団のスタンドにも「やあやあ、ごくろうさん」と存在をアピールし、メディアを集めて会見まで開いたモンテゼモロ。目的は今ひとつ不明でしたが、要約すると「ドメニカリの後任を決めたのは私だ」。つまり、フェラーリの実権は自分が握っていると示したかったようです。
今季またしてもトップのメルセデスに追いつけないどころか、2番目のチームにすら届いていないフェラーリ。アロンソにも移籍がらみの噂が絶えません。スクーデリアの再構築は成功するのか。それとも歴史が繰り返すようにドロドロのお家騒動に翻弄されてしまうのか。コース上での速さを取り戻し、チームがひとつにまとまることを祈ります。
フェラーリの内部事情については、F1速報スペインGP号「ニュースの真相」でも取り上げています。ぜひ、ご覧ください。
○おしらせ○
F1速報、facebookはじめました。
https://www.facebook.com/f1sokuho
限定企画や超小ネタなど更新してます。
「いいね!」ボタンでフォローお願いします。
関連ニュース
※マイアミGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
※マイアミGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |