ミナルディF1チームのトップ3名が先週土曜日、ミラノの有名校ボッコーニ大学の経済学部の学生に講義を行い、熱狂的な歓迎を受けた。
週末を返上して同校を訪れたのは、チーム創設者のジャンカルロ・ミナルディ、財務ディレクターのステファノ・サンジョルジ、そしてテクニカルディレクターのガブリエーレ・トレドッツィの3名。ミナルディ・チームを卒業論文のテーマに選んだアンドレア・ボネジという生徒と担任のデルメストリ教授より、F1チームという組織のさまざまな側面について同学部の生徒に話をしてほしいと請われ、今回の訪問となった。
ジャンカルロ・ミナルディはまず1979年からのチームの歴史に始まって現在のスポーツ界について説明した後、ステファノ・サンジョルジがF1チームの経営について財政と商業的に見た詳細を話し、トレドッツィが技術的な論点で講義を締めくくった。最高峰レベルにおいてモーターレーシングチームをビジネスとして運営することについて、もらさず語られた内容になった。
さらに、学生たちにF1を‘実践的’に体験してもらおうと、チームは展示用車輌を用意してピットストップの練習まで披露した。
「今回はチームにとっても本当に特別な一日になった」とミナルディ。「熱心で意欲に溢れる大勢の学生に、ひとつの組織としての我々の運営方法を話すことができ喜ばしいことだったし、願わくば、個人的な情熱のいくらかを伝えることで、ミナルディが前進し続けることにつながればと思う」
「とても価値ある経験だったし、学生たちと同じくらいに、参加したチームメンバーはこの催しから得られるものがあったと心から信じている。両者にとって喜ばしいまた満足いくものとなり、我々が披露したものを経済学部のみんなは、より多くの聴衆に広めるだけの価値があると感じてくれたと思う」