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F1 Topic:現状維持のラインアップを最優先に考えるレッドブル代表。育成ドライバーへの特別な思いも
2020年9月27日
2020年F1第10戦ロシアGP金曜日の会見で、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のレッドブル・ホンダ移籍の噂を一笑に付し、マックス・フェルスタッペンの残留に関しても、「私は100%マックスが2021年もレッドブルに残ると確信している」と自信を見せていたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表。では、フェルスタッペンが残り、ハミルトンが来ないとすれば、もうひとつのレッドブル・ホンダのシートには誰が座るのだろうか。
ホーナーによれば、「フェルスタッペンだけでなく、現在レッドブル・ホンダとアルファタウリ・ホンダでレースを戦っているほかの3人のドライバーとも、レッドブルは複数年契約を結んでいる」という。したがって、「我々がオプションを行使すれば、ほかの3人のドライバーを残留させることができる」ことになっている。
では、そのオプションをどのように行使し、それぞれのドライバーをどこに配置させようとしているのか。すでにホーナーはピエール・ガスリーのレッドブル・ホンダ移籍には消極的な姿勢を見せているが、アレクサンダー・アルボンの残留も明言はしていない。
アルボンがプランAでガスリーはプランBなのか。それとも、イギリスでの2戦でセルジオ・ペレス(レーシングポイント)の代役として活躍したニコ・ヒュルケンベルグや、今シーズン限りでレーシングポイントを離れるペレスが、プランBなのだろうか。ホーナーは次のように語る。
「まずみなさんが気にしているピエール(・ガスリー)だが、彼はいま非常にいい仕事をアルファタウリとともに行っている。彼はチームにしっかりと溶け込んでおり、高いモチベーションでアルファタウリでのレースを楽しんでいる」
「私が以前言ったように(アルファタウリはレッドブルのジュニアチームではなく、これからは姉妹チームとなること)、アルファタウリには経験豊富なドライバーが必要となる。したがって、我々は現在のドライバーを優先する。アレックスが第一候補であることは間違いない。もちろん、それ以外のドライバーにも目を向けておかなければならないが、我々が優先すべきドライバーラインナップは現状を維持することだ」
つまり、現時点でホーナーには、レッドブルとアルファタウリの2チームに、育成ドライバー以外からドライバーを連れてくる気持ちはないようだ。そこには、ホーナーの特別な思いがある。それは、育成ドライバーでありながら、F1のシートを与えられなかった者たちがいるからだ。そのひとりが、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタだ。
2012年シーズンの途中からレッドブルの育成システムに入ったダ・コスタだが、2013年はフォーミュラ・ルノー3.5でケビン・マグヌッセン(現ハース)とストフェル・バンドーンの後塵を拝したことで、その年のGP3でチャンピオンになったダニール・クビアト(現アルファタウリ・ホンダ)とのシート争いに敗れ、F1昇格を逃した。
その後、ダ・コスタはDTMドイツ・ツーリングカー選手権を経て、フォーミュラEに参戦。2019/2020シーズンで初の王者に輝いた。
「ダ・コスタにF1でレースをする機会を与えたかったが、チャンスがなかった。彼がF1で活躍するところを見たかった」(ホーナー)
そのダ・コスタは、ロシアGPの前の週に開催されたル・マン24時間でも、LMP2クラスに参戦し、総合6位、クラス2位となった。そのル・マン24時間で総合優勝を果たし、表彰台の頂点に立ったのは、やはりレッドブルの育成システム出身のセバスチャン・ブエミとブレンドン・ハートレーだった。彼らふたりはF1でレースを戦ったものの、その後シートを失い、いまは新たな道を歩んでいる。
「我々が彼らをF1で走らせることができていないという現実を私は後悔していない。むしろ私は我々レッドブルが彼らにレースを戦うチャンスを早い段階で与え、芽を出させ、成長させたことを誇りに思う」
現在、レッドブル育成ドライバーのひとりである角田裕毅は、ロシアGPと併催で行われたFIA-F2のフィーチャーレースで2位表彰台を獲得。ランキング4位に浮上した。多くの優秀なドライバーを抱えるレッドブルの育成システムのなかで、一際輝く存在となれるか。レッドブルのふたつ目のシートだけでなく、アルファタウリのふたつ目のシートにも注目したい。
(Masahiro Owari)
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3/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
3/23(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
3/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 51 |
2位 | シャルル・ルクレール | 47 |
3位 | セルジオ・ペレス | 46 |
4位 | カルロス・サインツ | 40 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 28 |
6位 | ランド・ノリス | 27 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 16 |
9位 | ランス・ストロール | 9 |
10位 | ルイス・ハミルトン | 8 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 97 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 93 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 55 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 26 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 25 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 6 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第3戦 | オーストラリアGP | 3/24 |
第4戦 | 日本GP | 4/7 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |