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【気になる一言】最終戦までのコンパウンドを発表したピレリ「ポルトガルとトルコではハードのセット数を増やす」

2020年9月26日

 2020年F1第9戦トスカーナGPが開催されたムジェロ・サーキットは、F1のレースが初めて行われたサーキットだった。これはコロナ禍によってF1のカレンダーが大きく見直されたためで、今回の第10戦ロシアGP後にもF1グランプリを初めて開催するサーキットや、久しぶりの復活となるサーキット、あるいは新たなレイアウトでレースが行われる場所もある。


 そこでロシアGPの金曜日会見では、タイヤを供給するピレリでヘッド・オブ・カーレーシングを務めるマリオ・イゾラが、走行データがないサーキットに投入するコンパウンドをどのようにして決定しているのかを尋ねられる場面があった。


 というのも、ピレリは9月21日に最終戦までのすべてのグランプリに投入するコンパウンドを発表したからだ。そのなかには、2013年以来、7年ぶりとなるニュルブルクリンク(アイフェルGP)、初開催のポルティマオ(ポルトガルGP)、2006年以来、14年ぶりとなるイモラ(エミリア・ロマーニャGP)、2011年以来、9年ぶりとなるイスタンブール(トルコGP)が含まれているからだ。

2020年F1第10戦ロシアGP 金曜日会見に登場したマリオ・イゾラ(ピレリ)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル・ホンダ)、田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
2020年F1第10戦ロシアGP 金曜日会見に登場したマリオ・イゾラ(ピレリ)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル・ホンダ)、田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)


 イゾラはまずこう前置きした。


「コンパウンドを決定する過程は常に同じやり方がとられている。というのも、毎年のように我々は新しいサーキットでレースをしており、2020年は若干多いが、それと同じ方法をとっているからだ」


 そして、具体的な選定過程をこう続けた。


「まずチームのシミュレーションでタイヤに加わるエネルギー量を計算してもらう。それは一発のアタック時とロングラン時の両方だ。次に路面の粗さを計算する。実際に現地へ行って計算することもあるし、過去のデータがあればそれを活用することもある。それらの情報をもとに、我々は3つのコンパウンドを選定する。ただし、今年はゴムの化合物の配合を少し変更しているので、その点も加味しなければならない」


「また、今年はカレンダーが大きく変更され、さらにタイトなスケジュールになったので、輸送面で混乱が起きないよう、コンパウンドのセット数は全チーム、全ドライバーともおなじになっている。そこでポルトガルとトルコに関しては、ハードタイヤのセット数を増やすことにした」


「これまでハードタイヤは2セットだったが、ふたつのレースでは3セットとし、その代わりソフトタイヤを8セットから1セット少なくして7セットにする。というのも、このふたつのサーキットはタイヤに厳しく、路面も粗くて摩耗が激しいことが予想されるからだ。もちろん、FIAも承認している」


 ちなみに9月21日に発表されたグランプリごとのコンパウンドは、最も硬い組み合わせとなるC1、C2、C3が第12戦ポルトガルGPと第14戦トルコGPの2レースで、最も柔らかい組み合わせとなるC3、C4、C5が最終戦となる第17戦アブダビGPの1レース。残る4レースは中間の組み合わせとなるC2、C3、C4となる。

2011年F1第4戦トルコGP セバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)
2011年F1第4戦トルコGP セバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)

2006年F1第4戦サンマリノGP キミ・ライコネン(マクラーレン)
2006年F1第4戦サンマリノGP キミ・ライコネン(マクラーレン)



(Masahiro Owari)




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