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【津川哲夫のF1新車初見チェック】マクラーレンが独特な昨年型から王道路線へ。ワークスルノーとの対決がとにかく楽しみ
2020年2月15日
マネジメント体制を一新してから1年目、ついに新車MCL35でマクラーレンらしさが戻ってきた。基本的には昨年型のMCL34の進化型ではあるが、随所にコンセプト変更を感じさせる大きな変化を見ることができる。
まずエアロ面では細く絞られたノーズがメルセデス的で、マクラーレンの顏であった先端部のトリプルインテークが姿を消し、シンプルな親指ストラクチャーが採用されることになった。さらに下部にはイカヒレフィンを装着し、ノーズ後端部はフロントバルクヘッドに向けて急激に幅を増している。これらは昨年同様でメルセデス手法に似る。
サスペンション面ではアッパーアームのハイマウント方式が踏襲されながら、アームスパンとジオメトリーの変更が伺える。
サイドポッドの若干の後退とタイトな絞り込みはフロア面積を拡大し、レッドブルやフェラーリに迫る。オーバーオール(全体的)のコンセプトは昨年からテクニカル・ディレクターを務めるジェームス・キーの影響が大きそうで、キーのこれまでのマシンの特性からも、低ドラッグでのトップスピードの確保はできていそうだ。
昨年までトラブルの多かったルノーPU(パワーユニット)が今シーズン、少なくとも昨年以上に信頼性を向上させていたらPUパフォーマンスではトップチームにはおよばぬものの、車体性能は昨年以上にミッドフィールドの覇権争いのトップコンテンダーとなる可能性は高い。
昨年から始まったマクラーレン開発キャンペーンはオーソドックスへ回帰するコンセプト。奇をてらうことなくベーシックに戻って各部をリファイン。必要に応じて各部の開発を行うレーシングカー開発の基礎、王道を踏んでいる。マクラーレンは大きく開発進路を修正してきて、老舗の底力を発揮し始めていると言えるだろう。
今季、このMCL35のラ最大のライバルは間違いなく、ワークスルノーと言うことになる。ルノーのサポートがしっかりと続けられれば、マクラーレンMCL35の立ち位置はきわめて興味深いところにある。今シーズンのマクラーレンはさまざまな点で面白そうで目を離せない。
(Tetsuo Tsugawa)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

