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リカルドにグリッド降格ペナルティ。消火器使用が原因の不運なターボチャージャー故障で

2018年11月10日

 2018年F1ブラジルGPの金曜、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドはフリー走行1=4番手/2=4番手だった。


 チームはリカルド車に金曜FP1に向けて今季6基目のターボチャージャーを投入した。これによってリカルドは決勝で5グリッド降格のペナルティを受ける。チーム代表クリスチャン・ホーナーによると、前戦メキシコGPでリカルドがトラブルによりマシンを止めた際に、マーシャルが消火器を使い、その消火剤によってターボチャージャーにダメージが生じたという。


「彼らを責めることはできない。マシンから煙が出ていたのだから」とホーナーはSky Sportsに対して語った。


「彼らはエキゾーストに消火剤を吹きかけた。それがターボの中で固まったため、使えない状態になった」


 リカルドは、今回ペナルティを受けなければならないことを先週知らされたと言い、今の状況のなかで全力を尽くすしかないと語った。


「ペナルティを受けることは先週の時点で知っていた。メキシコで僕のマシンにマーシャルが消火器を使った際に、ついてないことにターボがダメージを受けてしまったんだ。このことはすでに受け入れている。いい予選にして、レースでは全力でプッシュし、最高の週末にしようと思っている」


 2018年第19戦終了時点でリカルドは8回リタイアしており、特にシーズン後半になってからは不運が連続、毎戦のようにテクニカルトラブルでのグリッド降格やリタイアを強いられている。


 リカルドは、ブラジルGP金曜全体については、最終的にマシンをまずまずの状態に持っていくことができたと述べている。


「午後のセッションはとてもうまくいった。FP1とFP2の間で大きく前進することができたんだ。このサーキットはタイヤへの負担が大きいので、マシンのセットアップを完璧にするのが簡単ではない。午前中にはその点で少し苦労したが、FP2ではスイートスポットに近いところを見つけることができた」


「午後にはマシンをいい状態に持っていくことができたが、それでもまだ(バルテリ・ボッタスのトップタイムより)コンマ3秒遅れているから、今日と同じコンディションならポールには届かないだろうね。しかも彼らは予選になったら、さらに出力を上げてくる」


「それでも僕らはレースペースが優れている。今回はグリッドペナルティを受けるから、レースペースを向上させることに集中していくことになる」



(autosport web)




レース

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