F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1オーバーテイク促進策としてウイング変更が提案も、チーム側が同意せず

2018年4月12日

 F1テクニカルワーキンググループにおいて、FIAとチームがオーバーテイク促進のための対策について協議を行ったが、2019年の導入について合意に達することができなかった。


 開幕戦オーストラリアGPでは、F1史上初めてDRSゾーンを3カ所に増やしたにもかかわらず、オーバーテイクがほとんど見られなかった。そのため、第2戦バーレーンGPの週末、FIAはチーム代表との会合を行い、対策法について話し合った。


 F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2021年の規則変更に向けて、パット・シモンズをはじめとしたエンジニアグループを組織し、マシンパッケージのコンセプト決定のための作業に当たっている。


 しかしレースを活性化するための策については、2021年を待たずに導入されることが期待されており、バーレーンにおいてこれが協議された。今回の会合では、2019年の導入を視野に、リヤウイングのフラップを大きくしてDRSの効果を増やすという案、フロントウイングのデザインをシンプルなものにすることで前のマシンに接近しやすくするという案がチーム側に対して提示されたといわれている。


「2019年に導入するかもしれないことについて、チームに対して提案したいことがある」とブラウンはSky Sports F1に対して語った。


「今のフロントウイングを見ると、非常に複雑になっている。ウイング周りの空気の流れは信じられないほど複雑だ。それが前のマシンに接近する上で大きな影響をもたらす」


「フロントウイングを単純化すれば、正しい方向に立ち返ることになるだろう。そう言っていいと思う。この数年、我々がしてきたことは、方向性が間違っていた」


 しかしどちらの案についても、チームから多くの賛同は得られなかったと伝えられている。チーム側は、フロントウイングのレギュレーション変更を今から行うのは遅すぎると主張、もっと詳細なリサーチが必要であるとの考えも示した。また、DRSの効果を追求することにも疑問が呈されている。


 一方、来年は見送り、2020年に対策を導入することにもチーム側は否定的だ。技術規則が一新される前年に暫定的な変更がなされ、1シーズンだけのためにそれに対応することに乗り気ではないからだ。


 今回の会合では意見の一致は見られなかったが、2019年の規則変更案がストラテジーグループ、F1コミッションを経て、世界モータースポーツ評議会での承認を受ける可能性は残っている。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/21(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP