F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

昨年とは仕上がりに雲泥の差、4冠王者との戦いに自信を見せるレッドブル/F1オフシーズンテスト総括(3)

2018年3月16日

 オフシーズンテストが終了し、あとは3月23〜25日に開幕するF1オーストラリアGPを待つのみとなった。順調にテスト項目を消化したチームもあればトラブルで走れなかったチームもあり、マシンの仕上がり具合が気になるところ。全6回に分けて各チームの開幕戦の展望を紹介。第3回は昨年3勝を上げたレッドブルだ。
————————————


「12カ月前と較べると、(状況は)はるかにいいよ」
 ダニエル・リカルドはバルセロナで行なわれた2018年新車テストの期間中、何度となく同じフレーズを使った。そして、前後半で8日間の日程を終えると、「とにかく、いまはシーズンの開幕が楽しみだ」とも。


 その12カ月前とは、17年のF1開幕を控えて、レッドブルのチーム全体が困惑と落胆の色を隠せなかった時期だ。


 空力規定の大幅変更(事実上の制限緩和)はレッドブルにとって有利に働くと観測され、本人たちもそのつもりで17年型車をテストに送り出したわけだが、想定していたスピードやペースがない。表面的な数字はともかく、メルセデスやフェラーリの同じく17年型とは、戦力的に大きな隔たりがあった。


 背景には、いったい何が起きていたのか。レッドブル技術陣が精査したところ、程なく原因は特定された。風洞実験の結果と、実際のコース上での走行とが、データ的にかなり相関性を欠くものとなっていたのだ。


 空力規定が変わったことはもちろん、昨年のレギュレーション大改革にはタイヤのワイド化も含まれていた。こうした場合、風洞施設の側にも規格に合わせた調整作業(キャリブレーション)が必要となるのだが、レッドブルはそれが充分ではなかった。つまり風洞実験からの誤ったデータを基に、昨17年型車の空力設計は行なわれてしまっていたのだ。


 軌道修正を図ったチームは昨季1年を通じて、17年型に新規開発の上乗せを行なっていった。その結果がシーズン3勝。特に終盤戦でマックス・フェルスタッペンが挙げた2勝は、メルセデスやフェラーリと互角にコース上で争うなかで記録された。18年新車『RB14』は、その終盤モデルの正常進化型だ。空力的な手法や形状に際立った変化はないが、各所にブラッシュアップが施されている。


 テスト期間中のベストタイムは、リカルドが後半日程の2日目でマークした1分18秒047。このときにリカルドはピレリ新開発のもっとも軟らかいコンパウンド『ハイパーソフト』を使ったのだが、その後さらにコースコンディションの上がった残り2日間をレッドブルは主にロングランの作業にあてる。
   
 リカルドは最終日午後に予選シミュレーションを1度だけ行なったが、このときに使用したのはハイパーソフトよりも2ランク硬い『スーパーソフト』だった。それでも、最終日トップのフェラーリのキミ・ライコネンからは1秒強のギャップに留めた。ライコネンと同じハイパーソフトをこの日に使っていれば、タイヤの性能差から少なくともフェラーリに匹敵する1分17秒2前後のタイムは出せていたとみていい。

ダニエル・リカルド
ダニエル・リカルド

 手の内隠しのメルセデスはともかく、フェラーリとは充分に伍して闘える。昨年の同じ時期には考えられなかったことだ。だからこそリカルドは、「開幕を待ち切れない!!」と語っているのだろう。
 
 フェルスタッペンはおそらくメルセデスを意識し、「予選で0.3〜0.4秒差以内につけられれば、彼らを捕まえられる。(昨季の傾向として)レースではずっと、ギャップが縮まってくるものだからね」と不気味なコメントを残す。両者に共通するのは“自信”だ。 



(Shin Yasui)




レース

11/29(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
11/30(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/1(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ルイス・ハミルトン413
2位バルテリ・ボッタス326
3位マックス・フェルスタッペン278
4位シャルル・ルクレール264
5位セバスチャン・ベッテル240
6位カルロス・サインツJr.96
7位ピエール・ガスリー95
8位アレクサンダー・アルボン92
9位ダニエル・リカルド54
10位セルジオ・ペレス52

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位メルセデス739
2位フェラーリ504
3位レッドブル・ホンダ417
4位マクラーレン145
5位ルノー91
6位トロロッソ・ホンダ85
7位レーシングポイント73
8位アルファロメオ57
9位ハース28
10位ウイリアムズ1

レースカレンダー

2020年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/15
第2戦バーレーンGP 3/22
第3戦ベトナムGP 4/5
第4戦中国GP 4/19
第5戦オランダGP 5/3
  • 最新刊
  • F1速報

    F1速報