最新記事
- ベッテルがセナのマクラーレンMP4/8でイモラ...
- レッドブル&HRC密着:“マックス劇場”から一...
- 【角田裕毅F1第7戦分析】アンダーカットに成...
- 【ポイントランキング】2024年F1第7戦エミリ...
- 【F1第7戦決勝の要点】3位が精一杯も確実な進...
- フェルスタッペンが0.7秒差の接戦を制する。...
- 【正式結果】2024年F1第7戦エミリア・ロマー...
- 2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP予選ト...
- 2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP予選ト...
- RBのホームレースで2台揃ってQ3進出「今週末...
- レッドブル&HRC密着:初日から改善を実感も...
- 【角田裕毅F1第7戦展望】満足なアタック練習...
F1オーストリアGP決勝:ボッタスがポール・トゥ・ウイン、アロンソは追突されリタイア
2017年7月9日
7月9日現地時間14時、オーストリアGP決勝が行なわれた。午前中は快晴だったが昼過ぎから雲が増え始め、時折小雨もパラつくこともあったものの、陽射しが降り注ぐ下での決勝スタートとなった。
ルイス・ハミルトンはギヤボックス交換により5グリッド降格で8番グリッド、最後尾グリッドのパスカル・ウェーレインはパルクフェルメ規定違反でピットレーンスタートを選んだ。Q2をスーパーソフトで通過したハミルトンはそのタイヤでスタート、11位以下ではヒュルケンベルグ、マグヌッセン、ストロール、ウェーレインがスーパーソフト、パーマーとマッサがソフトタイヤでスタートに臨む。
上位勢はスムーズにスタートしたかに見えたがポールポジションのボッタスにはジャンプスタートの嫌疑が掛かる。後方ではフェルスタッペンとクビアトの加速が鈍く、アロンソがターン1で前に出たもののクビアトがタイヤをロックさせてアロンソに追突し、アウト側のフェルスタッペンも巻き添えを食ってアロンソとフェルスタッペンはリタイアとなった。
ここからは首位ボッタスがファステストを連発し2位ベッテルとの差をじわじわと広げていき、3位にリカルド、ターン3でライコネンがワイドになったため4位にはグロージャンが上がったが、すぐにライコネンが抜き去って順位を取り戻した。
ハミルトンもすぐにグロージャンを抜き、その後ろは7位ペレス、8位オコン、予選で後方に沈んだウイリアムズ勢は混乱に乗じて9位マッサ、10位ストロールと続く。クビアトには事故の原因を作ったとしてドライブスルーペナルティが科された。
コース上での動きは少なく、多くのマシンが左フロントにブリスターが発生しているほか、スーパーソフトのハミルトンはリヤタイヤのグリップ低下によるオーバーステアに苦しみペースが上がらない。
ヒュルケンベルグは14周目にピットインして早々にソフトタイヤに交換した。4位ライコネンはトラブルを抱えながらの走行で5位ハミルトンはその後方に迫るが、なかなかオーバーテイクを仕掛けるところまではいかないまま膠着状態が続く。29周目にはマグヌッセンがハイドロ系を失ってピットに戻りリタイアとなった。
31周目にハミルトンが先陣を切ってピットインしウルトラソフトに交換。ライコネンはこのアンダーカットに反応しようとしたが、すでにハミルトンが驚異的なファステストラップを記録しておりアンダーカットされるのが濃厚となったためステイアウトに切り替えた。
33周目にはリカルドがピットインし、翌周にタイヤのバイブレーションを訴えていたベッテルもピットインしてともにスーパーソフトに交換する。一方でフライングの嫌疑が晴れた首位ボッタスはステイアウトでチームから指示されたターゲットラップタイムで走り続け、40周目にピットインしてベッテルの前でコースに戻った。
ピットインを遅らせるライコネンが一時的に立つが、44周目にはボッタスがターン4手前で易々とパス。ライコネンはその周にピットインしてハミルトンの後ろでコースに戻り、ステイアウトに掛けた望みは裏切られた。マシントラブルを抱えたサインツもピットインしてリタイアを余儀なくされ、12位を走っていたバンドーンは青旗無視でドライブスルーペナルティを科された。
ピットストップを終えたところで首位ボッタス、4秒後方に2位ベッテル、そこから5秒差で3位リカルド、さらに4秒後方に4位ハミルトン、5位ライコネンは8.5秒差。しかしハミルトンは再びリヤタイヤのブリスターに苦しみ始め、ライコネンが0.5秒速いペースで追いかけてくる。
するとハミルトンは次第にペースを戻し58周目からファステスト連発でライコネンとのギャップを10秒以上に引き離し、3位リカルドとのギャップを縮めていく。後方では9位マッサが8位オコンに迫っていくが、上位勢が追い付いてきて周回遅れにされる際のタイムロスもあり、なかなか仕掛けるまでには至らない。
レース終盤に入って首位ボッタスもリヤタイヤの接地面にブリスターが生じ、2位ベッテルが追い付いてくる。70周目のターン3〜4ではハミルトンがオーバーテイクボタンを使いスリップからDRSを使ってアウトに並び掛けるが、リカルドがインを守って譲らず。結局最後まで逆転は果たせずリカルドがレッドブルの地元オーストリアで表彰台を獲得した。
ボッタスもベッテルに決定的な場面は作らせず71周を走り切り、自身2勝目を挙げた。5位ライコネンに続いて52秒差で6位にグロージャン、7位ペレス以下は周回遅れで8位オコン、9位マッサ、10位ストロールというトップ10。バンドーンは12位で入賞を果たすことはできなかった。
(Mineoki Yoneya)
関連ニュース
5/17(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
5/18(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
5/19(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 161 |
2位 | シャルル・ルクレール | 113 |
3位 | セルジオ・ペレス | 107 |
4位 | ランド・ノリス | 101 |
5位 | カルロス・サインツ | 93 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 53 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 44 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 35 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 15 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 268 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 212 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 154 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 79 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 20 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |