F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

メルセデスF1、「ポリシーに反する」としながらもチームオーダー容認を示唆

2017年4月18日

 メルセデスF1チームは、今シーズン強力なスタートを切ったフェラーリにバーレーンGPで敗北したことを受け、チームオーダーに関する考え方を見直す可能性があると認めた。


 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは最終スティントでルイス・ハミルトンに追われたものの、今季3戦目となるバーレーンGPで2度目の優勝をものにしている。


 メルセデスは、もっと早い段階でレースに介入し、ハミルトンにチームメイトのバルテリ・ボッタスを抜かせていたら、ベッテルにより脅威を与えられたかもしれないと考えている。しかしチームはドライバーを不公平に扱うことに対して、慎重な姿勢をとっていたという。


 現チャンピオンチームであるメルセデスは、圧倒的優位にあった過去3シーズンにわたって、ハミルトンとニコ・ロズベルグの両者に対して公平性を保つことを厳格なポリシーとしてきた。


 しかしベッテルがドライバーズ選手権トップに返り咲いたことを受け、今後はやむを得ずポリシーに反する対応を迫られるかもしれないと、メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフが述べている。メルセデスの交戦規則を変更する可能性について聞かれたウォルフは、次のように答えている。


「まったく好ましくないことだ。過去数年間、そのようなことはしてこなかった。だが、いまでは状況が変わっており、状況と我々の立ち位置について正確に分析する必要がある」


「レーススタート時には、両方のドライバーに公平なチャンスを与えたい。スタート位置はドライバーのものだと考えている。レースが始まってから、知っての通り我々は2度指示を出した。それがレースに勝つ唯一の可能性だと感じたからだ」


 ウォルフは、メルセデスがレーススタート前にドライバーの順位を決めるようなことはしないと明言し、ポールポジションを獲得したドライバーに優先順位を付けることは、「あまりにも無慈悲」で「メルセデスが過去数年やってきたことと正反対」であるとしている。


 ボッタスはグリッド上でジェネレータが故障し、最初のスティントではトップを走行中していたものの、タイヤの高すぎる内圧に苦しめられていた。ウォルフは、もしベッテルがメルセデスの2台の間にいなかったら、チームはもっと早い段階でハミルトンをボッタスより先に行かせていたと言う。


「スタートの時点でドライバーたちに公平なチャンスを与えることは、重要なことだ。チームのマシンが2台ともフロントロウからスタートし、首位と2位を走行しているのなら、そのまま彼らにレースをさせなければならない」


「先日のように1台にトラブルがあった場合は、順位の入れ替えを検討すべき状況と言えるが、フェラーリが間に入っていては不可能だ。シーズン開幕から3戦で、こんなことはしたくない」


 現在ハミルトンはドライバーズ選手権で61ポイントを獲得し、首位ベッテルとは7ポイント差。ボッタスは38ポイントを獲得し、3位につけている。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

5/4(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
5/5(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/6(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.4 第4戦日本GP