F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ホンダ密着:旧仕様のパワーユニットにトラブルも予選への影響は限定的

2016年11月12日

 ところが、今回は金曜日発生した。金曜日にマシンに搭載しているパワーユニットは、多くの場合、レースで使用する最新のものではなく、すでにレースに何度か使用したユーズドのパワーユニットを搭載している。

 今回、アロンソ車に搭載されていたパワーユニットもマレーシアGPのレースで使用されたもので、たとえトラブルなかったとしても、フリー走行後に日本GPとアメリカGPで使用したものに交換する予定だった。したがって、アロンソがペナルティを受けることはない。

 今回のトラブルにホンダがそれほど動じていない理由がもうひとつある。それは、この問題はホンダとして、すでに対策を施しているからだ。

 今回、問題が起きたアロンソのパワーユニットがマレーシアGPのレースで使用したものだと説明したが、それは最新の仕様ではなく、ひとつ前のスペック3.0である。これは夏休み明けのベルギーGPから投入されたが、そのベルギーGPの初日にじつは同じERSの冷却水の水漏れを発生させていた。そこでホンダはスペック3.5を導入するにあたって、その点を改善していたのである。

 金曜日のフリー走行2回目では、アロンソと時を同じくして、ジェンソン・バトンもガレージ内にとどまり、その後走行することなく、セッションを終えた。ただし、理由はアロンソとはまったく関係がない。

「エキゾーストパイプの耐熱材が一部剥がれて、エキゾーストエリアの温度上昇を検知したためですが、同時にギヤボックスの温度も上昇していたため、チームは大事をとってマシンをガレージに戻して、走行を断念したようです」と長谷川総責任者は語っており、これもマイナートラブルだった。

 理想的な一日ではなかったが、どちらも致命的なトラブルではなかったのは、不幸中の幸い。パワーユニットを積み替えて臨む土曜日の予選に期待したい。

(Text : Masahiro Owari)





レース

5/4(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
5/5(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/6(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.4 第4戦日本GP