最新記事
- 2025年F1ドライバー契約状況と残り10席の予想...
- 2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP TV放...
- パドック裏話:レース出場の機会をひたすら待...
- アルボン、ウイリアムズF1との契約を複数年延...
- ロータス72でモナコ・ヒストリックGPに参戦し...
- アメリカ・シカゴでF1開催の噂。郡代表はNASC...
- アップグレードは「期待どおりに機能した」と...
- FIA、2026年に向け新しい軽量ヘイローの入札...
- F1マイアミGP技術解説:マクラーレンの勝利を...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第6戦】...
- ハースF1も元代表シュタイナーに対し訴訟を起...
- モナコ・ヒストリック・グランプリでセナ追悼...
『トールマン』創設者のテッド・トールマンが86歳で死去。セナやヨハンソンらのキャリアを育む
2024年4月12日
かつてF1に参戦したレーシングチーム『トールマン』の創設者であるテッド・トールマンが、長い闘病生活の末に86歳で死去した。
家族の声明によると、トールマンは長期にわたって闘病生活を送っており、最終的には心腎症候群の合併症で亡くなった。テッドが亡くなったあとには、妻のマイティと息子のマイケルが残された。
トールマンは若きアイルトン・セナにF1デビューをさせたことで最もよく知られているが、彼のレガシーはその一瞬をはるかに超えている。実業家として成功を収めたトールマンは、F2からモータースポーツに参入し、1980年にチームをチャンピオンシップタイトルに導いた。トールマン・グループのリソースを活用した彼は、その後1981年にF1参入を果たした。F1の大手チームに比べて財政面に制限があったにもかかわらず、トールマンのチームは好戦的かつ革新的であることを証明した。
このチームは、将来のF1の才能を育成する場となった。敏腕チームマネージャーのアレックス・ホークリッジは、このスポーツを形作ることになる優秀な頭脳の持ち主のグループを集めたが、そのなかにはエアロダイナミシストのロリー・バーンや、ストラテジストのパット・シモンズ(どちらもその後ミハエル・シューマッハーが圧倒的優位性を確立するにあたっての立役者)もいた。またドライバーの面では、デレック・ワーウィックやステファン・ヨハンソンといった未来のスター選手のキャリアを育んだ。
そして1984年はトールマンにとってほろ苦い年だった。チームは、雨のモナコGPで13番手から2番手に浮上したアイルトン・セナの輝きを目の当たりにしたが、物議を醸した赤旗の導入によって優勝の可能性を奪われたのだ。この出来事とF1の財政的現実から、最終的にトールマンは1985年にルチアーノ・ベネトンにチームを売却することを決めた。同チームは数十年にわたって進化を遂げ、現在のアルピーヌF1チームとなった。
テッド・トールマンは真のレース愛好家だった。彼は単なるチームオーナーではなく、自身も競技者だった。彼はオフショアのパワーボートレースに秀でており、世界記録を樹立して、このスポーツにおけるイギリスで最も偉大な選手として認められた。彼の冒険心はそれだけにとどまらず、リチャード・ブランソンとともに大西洋横断のスピード記録を塗り替え、伝説のル・マン24時間レースに参戦し、過酷なダカールラリーにも3度挑戦した。
F1での日々の後、トールマンはオーストラリアを大変気に入り、オーストラリアとフィリピンを行き来するようになった。彼はまた、オーストラリアのMINIチャレンジ・レーシング・シリーズを運営するために、トールマン・モータースポーツの名を復活させた。
テッド・トールマンの物語は、情熱、イノベーション、そしてあらゆる形のモータースポーツへの愛だ。彼のF1チームは究極の栄光を成し遂げられなかったかもしれないが、それは伝説の出発点として役目を果たし、才能に対するトールマンの鋭い目を証明した。彼は豊かな遺産を残している。アイルトン・セナにチャンスを与えただけでなく、レースの世界へ永続的な貢献を行ったのだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
関連ニュース
5/17(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
5/18(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
5/19(日) | 決勝 | 22:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |