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ベッテル木曜インタビュー:フェラーリ引退の噂について、「まだここで成し遂げることがある」と全面否定

2019年10月11日

 F1第16戦ロシアGPでレース前の取り決めを守らなかったとして、完全に険悪な関係になってしまったフェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレール。しかし2週間後の鈴鹿でインタビューに答えたベッテルは、「その後、(マッティア・)ビノット代表と話し合い」、「順位を入れ替える指示に従わなかったのは、正しい行いではなかった」と、すっかりトーンダウンしていた。


 一方で、フェラーリ離脱の噂が出ていることに対しては、「僕にはまだこのチームで、成し遂げることがある」と、全面否定だった。


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――ロシアGP後、ビノット代表と話をしましたか?
ベッテル:もちろん。前向きな話し合いができたよ。2週間前に何が起きたのか、僕らは完全に理解して、その事実を共有した。確かにロシアでは順位を入れ替えるよう、指示を受けた。そして僕はそれに、従わなかった。正しいことではなかったと、今は思っているよ。


――メルセデスに対して、フェラーリはまだ戦闘力で劣っていると考えていますか?
ベッテル:いや。ロシアの週末は、かなり力づけられるものだった。シンガポールは予選では最強だったけど、レースペースはかなわなかった。それがロシアでは、レースでもかなり力づけられるものだったからね。


 結果的に勝てなかったけど、トラブルが出ていなければ十分に優勝できる強さと、安定したペースがあった。レースペースでも、メルセデスと互角に張り合えた。これはかなり、手応えを感じたよ。今後のレースでも、その勢いを持続させないといけないけどね。


――ロシアでいろいろあったのに、今日のあなたは非常にリラックスしている印象です。好きな鈴鹿を走れるからですか。
ベッテル:
それもあるけど、日本に来ること自体毎年すごく楽しみにしてるしね。今週末はあいにくの天気になりそうだけど、それも含めてこの週末はワクワクしているよ。


――どうして鈴鹿が、そんなに好きなんですか。
ベッテル
:他のサーキットは、まるで駐車場を走ってるようなところがあるじゃない(一同笑)。それに比べるとここはすごく個性的で、伝統的で、とにかく何もかもが素晴らしい。一つ一つのコーナーがすでに偉大なものばかりなのに、そのコンビネーションも最高だ。たとえクルマが合っていなくても、このサーキットは走っていて楽しいよ。

■シャルル・ルクレールとのチームメイトバトルについて

――ここ数戦のルクレールとのチームメイトバトルには、激烈なものがあります。しかし可能性は非常に少なくなってしまったとはいえ、今シーズンにハミルトンとタイトルを争っていたのはあなただったはずです。
ベッテル:
それは違う。同じクルマに乗るチームメイトを打ち破ろうとするのは、ドライバーのごく自然の感情だ。


 チーム内の契約や待遇がどうであれ、それを抑えるのは間違っている。2台のクルマをチームが走らせている限り、こういうことは必ず起きるものだよ。そうやってチームメイト同士が競い合って、お互いが成長するし、チームも強くなっていくものさ。


 一方でどんなに可能性が低くても、計算上可能な限りは、僕はタイトル目指して戦い続けるよ。それは2010年シーズンにも、繋がることだしね。


――ビノット代表とルクレールと話し合って決めたことは、しっかり書き留めたのでしょうか。石に刻むほど、しっかりと。
ベッテル:
そこまでの必要は、ないと思うよ(笑)。お互いに理解し合った。それで十分だと思う。


――今のチーム内の状況は、あなたにとって決して快適なものではないと思えます。フェラーリを離れる可能性は?
ベッテル:
それはない。確かに今年はこれまで、クルマをしっかり走らせることができずに苦労したりした。そしてチームメイトは、非常に手強い。


 でも僕はまだフェラーリで、成し遂げることがあるからね。フェラーリでの将来を、僕は何も心配していないよ。



(Kunio Shibata)




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