F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

トロロッソ・ホンダF1密着3日目:レース本番に向けて練習した『グリッド・プロシージャー』とは?

2018年3月1日

 テスト3日目のカタルニア・サーキットは、明け方から雪に見舞われた。セッションの始まる午前9時の時点で、サーキットは完全に雪景色。コース上に積雪はなかったが、雪はなお止む気配がなく、気温1℃、路面温度2℃では、F1マシンが走れるはずもない。ピット出口のシグナルは赤く点灯したまま、チームスタッフは長い待機の時間を強いられた。 

3日目朝のサーキット

 その間、トロロッソとホンダの面々は、具体的に何をしていたのだろう。


「決してヒマでブラブラしてるわけではなく、やるべきことはいくらでもありました」と、田辺豊治ホンダF1テクニカル・ディレクターは言う。


「チームとの共同作業で必ずやっておきたかったことのひとつが、『グリッド・プロシージャー』でした。雨や雪で走れないのなら、それを逆手にとって止まっていてもできることをこなそうと」


「グリッド・プロシージャー」とは、レーススタート直前のグリッド上の作業手順を指す。具体的にはレース当日、グリッドにドライバーが着いてから、30分後にレースがスタートするまでの間に行う作業である。エンジンに冷却器を付け、各部をチェックし、最後にタイヤを付けてエンジンをかけるまで。その作業確認をガレージ内をグリッドに見立て、ドライバーも参加させて行なった。


 そしてそれ以外の時間は、前日までの走行データを通常よりはるかに深く見直す作業に費やしたという。


 1回目のテストは、残りあと1日しかない。そこで最もすべきことは? と問うと、田辺テクニカルディレクターは「ドライ路面での全開走行。その状況でのパワーユニット作動確認ですね」と即答した。

F1バルセロナテスト3日目:ブレンドン・ハートレー

「ウエットやちょい濡れ路面でも、全開で走ってはいますが、ドライ路面でのレースペース走行はまったくできてませんから。比較的長い周回を連続走行して、高い路面温度でのデータも取りたいですし」


 最終日は少なくとも半日は雨が止む。そして気温も例年に近い、16℃前後まで上がるという予報である。


「天候不順にもかかわらず、ここまでで想定したプログラムの80%ほどは消化できています。明日、今言ったようなメニューがこなせれば、1回目のテストとしてはまずまずじゃないでしょうか」



(Kunio Shibata)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/21(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP