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マクラーレン「戦略は不発、運にも恵まれず…それでもポジティブな要素はあった」/F1モナコ日曜

2017年5月29日

 2017年F1モナコGP決勝で、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトン、ストフェル・バンドーンともにリタイアを喫した。


 バンドーンは10位を長く走り、チームにとって今季初入賞を果たすかと思われたが、レース終盤のセーフティカー・ピリオド明けに、タイヤとブレーキが冷えた影響で、サン・デボーテでタイヤウォールにクラッシュ、66周目にレースを終えた。


 フェルナンド・アロンソの代役として1戦のみの復帰を果たしたバトンは、パワーユニットのエレメント交換で最後尾グリッドに降格された後、セットアップ変更によりピットスタートでレースに臨んだ。チームは、バトンをクリーンエアで走らせるために1周目にタイヤ交換を行うという戦略を採ったが、同じ戦略を選んだザウバーのパスカル・ウェーレインの後ろに引っ掛かり、ポジションを上げていくことができなくなった。2度目のタイヤ交換の後にもウェーレインの後ろを走ることになったバトンは、ポルティエでインに飛び込んだところ、両者は接触。ウェーレインはウォールにクラッシュ、バトンはマシンの左フロント部にダメージを負い、57周目、エスケープロードでストップした。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
 モンテカルロのカジノを訪れて、大当たりすることもあれば、手ぶらで帰ることもある。今日は運が向かない、ついてない一日だった。


 ジェンソンが(ピットスタートとなり)不利な形でレースに臨まなければならないことは分かっていた。だが、彼をクリーンエアの下で走らせるための(1周目にピットインさせるという)試みは、ザウバーが完全に同じ戦略を採ったために、全く効果を生まなかった。アンセーフリリースによりウェーレインはペナルティを受けたが、それがジェンソンの有利には働かなかったのも、彼にとっては不運だった。接触は時に起こる出来事のひとつにすぎない。だがドライバーふたりともが無事にマシンから降りて歩き去ることができたことは本当によかった。


 その後はストフェルひとりに集中することになった。それなりにいい結果を出すことができそうだった。レース中、常にトップ10周辺を走っていたし、オプションタイヤでのペースは非常に心強いものだったからだ。プライムに交換した後も、入賞できそうな見通しだった。しかしセーフティカー出動下でタイヤとブレーキが冷えてしまい、リスタート時のターン1で態勢を崩してタイヤウォールに突っ込んでしまった。


 それでもポジティブな要素はある。ストフェルは今週末、ドライビングにおいても、マシンに対する自信に関しても、確実に一歩前進したといっていいだろう。ジェンソンは、今も変わらず偉大なるチャンピオンであること、F1というスポーツの最高のアンバサダーであることを示した。


 最後に、インディ500で戦うフェルナンド、我々の友人や同僚たちの幸運を祈りたい。



(AUTOSPORTweb)




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