フェルナンド・アロンソは、ぜひともメルセデスに母国優勝をもたらしたいと考えている。
アロンソは、次のニュルブルクリンクでフェラーリを破ってトップに立つには、マクラーレン・メルセデスの全員がハードプッシュする必要があると述べた。
アロンソは、先週のスパでの3日間のテストのうち、2日間走行し、その成果に満足した。アロンソは、2日目はフェラーリのフェリペ・マッサに次ぐタイムでフィニッシュし、3日目は3番手タイムで、トップはフェラーリのキミ・ライコネンだったのだが。
「チームの全員がすごく頑張ってくれて、先週、スパでポジティブなテストができた。今季はとても競争が激しいので、マシンのあらゆる部分からもっとパフォーマンスを引き出すために、みんなでハードプッシュしなくちゃならない。特にニュルブルクリンクに向けてね」とアロンソ。
F1第10戦ヨーロッパGPに向けて、何が必要かと問われた2年連続チャンピオンのアロンソは、『コンスタントなバランス』を見出すことが、MP4−22の力を最大限に引き出すための鍵となる、と付け加えた。
「マシンの特定の部分に左右されるコースではないし、ここで最大限のパフォーマンスを引き出すことは難しい。様々なコーナーを持つコースレイアウトからして、異なるスピードでもコンスタントなバランスを確保することが必要だ。だから、コンペティティブなセットアップをするために、エンジニアたちと、かなりのハードワークをすることになるだろう」と彼は説明した。
「シルバーストンと同様、このコースにはいくつかバンプがあり、気をつけなくちゃならない。そして、速く走るには、縁石をとてもアグレッシブに使う必要がある。ここでは追い越しが可能だ。何年か前に行われたコース改修でチャンスが増え、1コーナーのメルセデス・アリーナへのブレーキングでも可能になった」
メルセデスのドライバーとしてドイツで戦うことについて聞かれたアロンソは、マニュファクチャラーの母国でレースをするのは名誉なことだと述べた。
「今回僕は初めて、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのドライバーとして、シュトゥットガルトから来るメルセデスベンツの従業員たちの前でレースをすることになる。その人たちは、大部分が、コースのメルセデス・アリーナの部分に座ると聞いている。僕は本当に楽しみだし、その人たちにいいレースを見せられればと思う」とアロンソは話をまとめた。
「僕は過去2年、ここでポジティブなレースができたので、今度の週末にもそれを続けて行きたいね」