数は同じ6つだが、セクター2の6つのうち、4つは高速コーナーで、あとは中速コーナーと低速コーナーが1つずつ。これに対して、セクター2は高速が3つに、中速が2つ、そして低速は1つ。タイヤのグリップ力の差がもっとも出やすいのは、セクター3なのである。

　もちろん、バトンのQ3進出を可能にした理由には、マクラーレンの車体側のアップデートともに、ホンダがトークンを使用してパーツを軽量化したことも忘れてはならない。それは土曜日にもパワーユニット交換を行い、45番手降格のペナルティを受けて最後尾からスタートするアロンソも同じである。
「12台を抜いてポイント圏内に入るのは簡単ではないけれど、クルマに戦闘力があるから、やるだけやってみよう」とアロンソは語っていた。

　Q2で逆転したフォース・インディア勢2台に、Q3で先行されたバトン。マレーシアGPでのマクラーレン、フォース・インディア、ウイリアムズによる4番目のチーム争いは、日曜日のレースでも続きそうだ。

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