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ホンダ田辺TD直前インタビュー:タイヤに厳しいメキシコのレースペースを懸念「ライバル勢に比べタイヤのデグラデーションが大きい」
2019年10月25日
残念な結果に終わった、前戦日本GP。アレクサンダー・アルボンの4位入賞を讃えつつ、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは「マックスが闘う姿を見てほしかった、自分も見たかった」と、感情を吐露した。では今週末のF1第18戦メキシコGPは、どんな戦いができそうか。メキシコは、タイヤにも厳しい。ここ数戦のフェラーリマシンはタイヤのデグラデーションに改善が見られる一方、レッドブル・ホンダは逆に劣化傾向が強くなっている。その点も危惧材料のひとつと、田辺テクニカルディレクターは見ているようだった。
──メキシコは特殊なコースと良く言われますが、ここで戦う上で一番の難しさはどんなところでしょう?
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):やはり空気が薄いことですね。パワーユニット(PU/エンジン)に限れば燃焼特性を見直すのはもちろん、冷却も非常に厳しくなる。水温、油温をこまめにチェックする必要があります。
──この2年はレッドブル向きのコースと言えたと思いますが、2連勝したフェルスタッペン自身が、「今年は厳しそう。フェラーリが速そうだ」と言っています。
田辺TD:そう聞いていますが、フタを開けてみないとわからない。いいレースができればと思っています。
──実はメキシコGPは、エンジンメーカーではホンダが最も勝利数が多いです。
田辺TD:ターボ時代に、かなりスペシャルな仕様を持ち込んでいたことを、今も鮮明に覚えています。今は状況は違いますが、全力を尽くしたいですね。
──ここはダウンフォースがあるマシンの方が速いと思うんですが、メルセデスは苦戦しそうですか?
田辺TD:メルセデスは、冷却が厳しそうですね。
──鈴鹿は、改めてガッカリでしたか?
田辺TD:そうですね。アルボンが4位まで上がったのは素晴らしかったですが、一方でマックスが闘う姿を、皆さんに見てほしかった。自分も、見たかった。それが結果的に4位だったかもしれませんが、きっと凄い走りをしてくれたはずですから。
──あの接触がなければルクレールも無傷だったわけで、決して簡単なレースにはなっていなかったでしょうね。
田辺TD:ええ。今のフェラーリはタイヤにもかなり優しくなっていますから、簡単に前には行けなかったかもしれません。
──夏休み明け以降、2強に引き離された最大の要因は「アップデートのペース差だ」と、フェルスタッペンは言っていました。同意見ですか?
田辺TD:パッケージとして、彼らは確実に速くなっていますよね。
──対するレッドブルは、去年ほどの進化を果たせていない?
田辺TD:かもしれません。オーストリアの時点では目に見えて速くなりましたが、その後は合うサーキット、合わないサーキットが、顕著に出ています。
──鈴鹿に入れる車体アップデートが、直前に取りやめになりました。
田辺TD:まあ、いろいろありますよ。
──鈴鹿のレースペースで言うと、レッドブル・ホンダのアルボンはコンマ6〜7秒後れを取ってる。この差は、かなり大きいのではないですか。
田辺TD:タイヤのデグラ(デグラデーション/劣化)が、このところのレッドブル・ホンダは確かに落ちが大きくなっていますね。メルセデスは依然から、まったく落ちない。レース終盤に逆に上がったりしている。そしてフェラーリはここ数戦、確実に落ちなくなった。フラットになっています。少し辛いですね。
(Kunio Shibata)
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5/17(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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5/18(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
5/19(日) | 決勝 | 22:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |