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【レースの焦点】スタートで“奪われたポジション”を取り戻したベッテル/F1ブラジルGP

2017年11月14日

 印象的なのは、パワーで劣るルノーを搭載しながら、ターン12からの上りの外周で一気に前のマシンとの間隔を詰めた様子。ターン1ではブレーキング勝負が必要になったが、タイヤを傷めることなく、イン側から挑んで素早くターン2のクリッピングポイントを奪った。

■母国ラストランのマッサは「完璧なレース」で7位入賞
 そしてセーフティカー明けの6周目からゴールまで接戦を展開したのは、母国で最後のグランプリを戦うフェリペ・マッサとアロンソ。

 タイヤ交換の後、いったん3秒ほど離されたアロンソは、マッサを求めて渾身の追走を開始した。それはウイリアムズを抜くためであったし、それが叶わないなら彼の後ろでスリップストリームとDRSを得て、セルジオ・ペレスから自らを守るためでもあった。

 アロンソがマッサの後方1秒以内に入ったのは54周目。コーナーでスライドするウイリアムズに比べると、マクラーレンは数十センチほどもイン側のラインを使って小さく回っている。それでも、ストレートが速いウイリアムズはとても抜けない。

 64周目にはペレスが2台に追いつき、その数周後にはマッサのペースが落ち、最後は0.7秒差のなかに3台──。外周を走るアロンソはきっとオーバルレースを思い出していただろうし、ペレスもおそらくそこに思い至っただろう。

 必死で踏ん張ったマッサ、その0.481秒後方にアロンソ、そしてフィニッシュラインで350km/hを記録したペレスがインサイドから最後の攻撃を仕掛け、0.137秒後方でゴールした。

XPB Images

 昨年の“引退劇”はうまくいかなかったけれど、今年は「完璧なレース」と胸を張るマッサ。マシンを降り、彼の“ウイニングラン”を迎えたアロンソが拍手を送った。華やかなアクションに満ちたレースの後、それは控え目な動きではあったけれど、ブラジルGPの素敵なシーンのひとつ──サンパウロは、抜けるような青空だ。

(Masako Imamiya)





レース

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フリー走行2回目 24:00〜25:00
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7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

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