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【F1メキシコGPの焦点】絶妙のペースコントロールでレースを制したハミルトン。リスクを回避するだけの論拠と方法を把握していたメルセデス

2019年10月29日

「1回目のピットインはアルボンをカバーするためだったけど、タイミングとしては早すぎると感じていた。でも、作戦上のことはチームを責めるよりも、僕自身が責任を負うべき部分が大きいと思う。チームが正しい判断を下せるよう、僕はもっと綿密に走行中の情報をチームに伝えるべきだった。セブがやったようにね。このレースから得るものがあるとしたら、僕がそう学んだことだと思う」

 2年目のF1に挑むルクレールは、2勝を飾っていても挑戦者。未熟な部分を素直に認める精神が潔い。進歩を加速するためには、その姿勢が必須だと分かっているのだ。

 メキシコGPには今年も陽気なファンが集まって、グランプリを最高の祭典にした。セルジオ“チェコ”ペレスのために集まったファンは、自分たちの“チェコ”だけでなく、他のドライバーたちにも温かい声援を送る。それでも、大歓声が起こるのはペレスがオーバーテイクに成功した時。あるいは、レース終盤のリカルドとの攻防。61周目のターン1でリカルドがペレスのインに飛び込み、決死のブレーキングでオーバーテイクにトライし、コース外までオーバーランした際には歓声も最高潮に達した。

「ダニエルがフレッシュなタイヤを履いてすごいペースで攻めてくることは予想していた。厳しい戦いになると思ったよ。でも守り切ることができた。7位の結果は、僕らにとって勝利のようなものだ。これまでで最高のメキシコGPを戦うことができた」

「ペレスをオーバーテイクできたらもっと最高だったんだけど」と言うリカルドには、わずかなフラストレーション。でも「メキシコのファンをハッピーにできた」と笑う。

 2強の間ではコース上の勝負が難しくとも、サーキットを埋めたファンはBest of the Restを競うドライバーたちからいくつもの最高のシーンを受け取った。フォーミュラカーでスライドするのは得策でないと分かっていても、カウンターステアがカッコいい──。ダウンフォースが利かないという難題さえ、メキシコではグランプリの魅力になる。

XPB Images

(Masako Imamiya)





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