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【レースの焦点】自己最高という記録とともに若手3人が掴んだ自信/F1第14戦シンガポールGP

2017年9月19日

 10回目の開催にして、とうとう雨に見舞われたシンガポールGP。天気予報を見れば分かるとおり、毎日“雨”のマークがつくのがここでは普通(だから地元の人は天気予報をまったく見ない)。これまでのレースは雨のタイミングをうまくすり抜けてきたが、“降りにくい”と言われる夜にも大雨がやってくることはある。

 今回のレースで明らかになったのは、路面のなかには常に水分が蓄積されていて、いったん雨が降ると表面上は乾いて見える路面でも水捌けが悪く、ずっと湿った状態が続くことだ。

 同じように湿度が高く雨が多くても、セパンの舗装は雨が止むと驚くほど乾きが早い──。一般道とサーキット舗装の違いが予想以上に大きく表れた。

 そして夜の照明のなかでは水煙が反射し、“インターミディエイトで走れるコンディション”でもドライバーの視界を曇らせた。

「グリッド上は水が少なかったから、スタンディングスタートに問題はなかった。問題だったのは路面よりも水煙によって視界が悪くなったことだ」と、ドライバーたちは声をそろえた。

 レース前半のコンディションは身体的な負担こそ軽減はしても、精神を擦り減らすものだったに違いない。

 こうして変化する路面コンディションにおいて、最高のパフォーマンスを維持する困難を正直に語ったのが3年連続で「2位に終わった」ダニエル・リカルドだ。

「もう一度レースできるなら、僕には違うセットアップに臨むアイデアがある」

Sutton

 ギヤボックスのトラブルよりも、タイヤに苦労して金曜日の好ペースを維持できなかったことにレースのフラストレーションを感じると言う。

「金曜日には、日曜日に向かって路面が整っていくことを前提に仕事を進めるよね。レース前に路面が洗われてグリーンに戻ってしまうかどうか、予想できないことだから」

 思いがけず、タイヤを労わるのに苦労した。ペースを上げて間隔を詰めるたび、首位のルイス・ハミルトンは応戦してきた。そして「メルセデスのペースに対抗するたび、僕らの方がタイヤを消耗させているのを感じた」

 シンガポールGP勝利への挑戦は、1年先まで持ち越されることになった。





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