F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

今宮純のテスト分析2:メルセデスの“弱点”を深読み

2016年3月7日

 挑むための速さを、守るためには信頼性だ──バルセロナ短期集中テストで、2強のテーマが、はっきり見てとれた。8日間で最多の5回トップを占めたのはフェラーリで、セバスチャン・ベッテルが2月の初日と3月の最終日を締めくくった。王者メルセデスは最長の6024kmを走破、昨年12日間6112kmと、ほぼ同じ目標距離を達成。ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグを半日交代シフト制で起用する、新しいテスト方法まで取り入れた。

 前回の分析で気になったのは、ミディアムタイヤしか履かなかったメルセデスがソフトでどうなるか? 2回目のテストで、初めてソフトを経験したハミルトンは「昨年のソフトのほうがいい、バランスが崩れた」と言った。この時期は誰もがネガティブなコメントを慎むのに、ソフトタイヤを装着したW07の“変化”に相当驚いたのだろう。

 メルセデスは最終テストで、ふたりとも昨年のベストタイムを更新できなかった。3月1日にロズベルグが1分23秒022で唯一のトップタイム。しかし昨年バルセロナ・テスト1位タイムの1分22秒792に0.230秒及ばない。2日にハミルトンが自己ベスト1分23秒622、これは昨年より0.600秒も下落している(昨年も今年もタイヤはソフトで同じ)。ハミルトンが指摘したソフトタイヤでの“変化”を、このタイムダウンが裏づける。

 ピレリは「今年のソフトタイヤも昨年と構造は同じ(ウルトラソフトは異なる)」と公表。他の誰からもネガティブな感想は聞かれず、むしろ「ソフト→スーパーソフト→ウルトラソフトとグリップは上がった」と言うのに、メルセデス勢だけが伸び悩んだ傾向がデータから読み取れる。このテスト、ソフトでのベストタイムはキミ・ライコネンの1分23秒009。最速の1分22秒765はウルトラソフトによるものだが、ソフトでもメルセデスを超えた。





レース

6/8(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/9(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/10(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン194
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス131
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ81
7位ジョージ・ラッセル69
8位ルイス・ハミルトン55
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング301
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム212
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム124
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム5
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP