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決勝53周の予定が52周でチェッカーとなりFIAが会見で説明。日本GP鈴鹿で感じたF1の先進性と透明性

2019年10月13日

 メルセデスのバルテリ・ボッタスの優勝で幕を閉じた今年のF1日本GP鈴鹿。レースをご覧になって気づいた方、リザルトを見て気づいた方も多いかと思うが、実は今回のレース周回数は当初の53周ではなく、1周少ない52周でチェッカーが振られることになった。これに対してレース後、FIAレースディレクターのミシェル・マッシ氏が会見を行い「システムのエラー」であることを明らかにした。


「システムのエラーによって、52周終了時にシステム上でチェッカーが出ることになってしまいました。すぐにチームから問い合わせがありましたが、そのときはひとまずもう1周レースを続けてくれと伝えました。システムのエラーの原因は、私はシステムのスペシャリストではないので今はまだ分かりませんが、私はF1の今のシステムに今でも自信と誇りを持っています」と説明したマッシ氏。


 実際のチェッカーは53周終了時に振られたが、レギュレーションに則り、システム上のチェッカーの52周目終了時が最終的なリザルトになることになった。そのため、53周目にピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)とバトルして2コーナーでクラッシュしたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)は1周前の9位のままで入賞扱いとなった。


 F1と言えども、常に完璧な運営を行っているわけではなく、今回のようにミスが起きることもある。それでもミスをミスと認め、その日の17時30分という素早い対応できちんと説明を行うことで、むしろ運営側と報道側、そしてその報道を見るファンとの信頼関係を再構築することができる。


 このような会見は今回だけでなく、レース中の裁定や起こったインシデントに対しての説明の場として、F1はレースディレクターの会見を毎戦、行っているという。多くのメディア、ジャーナリストが参加して、ざっくばらんに意見交換を行っていた姿が印象的だったが、F1はマシンや設備だけでなく、運営面でも大きく先行していることを今回の日本GPで実感した。日本のモータースポーツが後進国とならないことを祈るばかりだ。

2019年F1日本GP鈴鹿日曜日レース後
レース後、会見を開いてメディアに説明を行い、質問に応えるFIAレースディレクターのミシェル・マッシ氏



(Tomoyuki Mizuno / autosport web)




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