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【津川哲夫のF1新車チェック】ぽっちゃりボディのVJM11。新型PU次第でFインディアは意外と躍進するかも
2018年2月28日
フォース・インディアの新車、VJM11で意外と残念なのはハロ周りと、その後の処理。空気効率的な効果は正確にはわからないけど、ムッチリ感は隠せず、ボリュームのあるグラマータイプとなった。せっかく、ピンクの衣装を着ているのに、スレンダーなボディコン娘にはなり切れなかったようだ。
それでもサイドポッド周りはかなりダイエットが効いていて、エントリーダクトの開口部は面積を減らし、その結果、アンダーカット部は面積を増やしてポッドサイドへの空気流を確保、今シーズンのエアロトレンドを反映させている。
今シーズン、FIAはレギュレーションでカスタマーPU(パワーユニット)もワークスとまったく同じでなければならないことを規制したので、この規制が守られれば、VJM11はいきなり今シーズン用の最新メルセデスPU搭載と言うことになる。もっとも、昨年型のメルセデスでは新規オイルレギュレーションに合致できないはずだから、新エンジン搭載は致し方ないのだが。
フォース・インディアにとっての問題は、新パワーユニットに関して、極く普通のデータしかないこと。車体側にとっては冷却系のボリューム判断が難しくなる。ワークスならばすぐに車体側での変更も可能だが、そこはカスタマーの悲哀、それほどコストは掛けられないし、わずか3基使用の今シーズン、ブローアップなど起きてしまってはもってのほかだ。
したがって、VJM11のセーフティマージンは昨年以上に取っているはずだ。これがサイドポッドやインダクションボックスの大きめのボリュームに関わってくるのだろう。
予算組が少ない中小チームの宿命で、マシン開発は徹底的には攻められず、大いなるセーフティマージン上の安全圏からは抜け出せない。しかし、昨年のフォース・インディアはその信頼性の高さが大きな成功となり、シーズンを走り切ってのコンストラクターズ・ランキング4位は見事。まさに、安全性、信頼性の高さの賜だ。
これは今シーズンも変わらないはずで、ならばVJM11、結構やってくれるかも。ただし、新メルセデスPUの出来次第とも言えるけど。
(Tetsuo Tsugawa)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |