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ルノーF1、「21戦3基」のエンジン規則撤廃をいまだ諦めず
2018年2月9日
ルノー・スポールF1のボス、シリル・アビテブールは、エンジンを年間3基の使用に制限する2018年の規則を変更することを諦めていないと語った。
FIAは、パワーユニットにかかる費用を削減するため、シーズン中に使用できる基数を徐々に引き下げている。2017年は全20戦でドライバーが使用できるパワーユニットの6エレメントは最大4基に制限され、これを超えると追加するたびにグリッド降格ペナルティを科された。しかし2018年には21戦にカレンダーが拡大するにもかかわらず、6エレメントのうちエンジン(ICE)、MGU-H、ターボチャージャーは3基に、エナジーストア、コントロールエレクトロニクス、MGU-Kは2基に制限される。
エンジン3基という制限は行き過ぎであり、コスト削減にもつながらないと、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーなど何人かのチーム関係者が批判的な発言を行っている。しかし1月に開催されたストラテジーグループ会合において、エンジン基数制限を3基から4基に引き上げるという提案が再びなされたものの、反対者がいたためにこれが却下された。
アビテブールは、ルノーは新規則に対応した信頼性の高いパワーユニットを作ることができると主張する一方で、3基制限は撤廃すべきだとの考えを示した。
「(新規則は)頭痛の種だが、こうなることは分かっていた」とアビテブールはSky Sports Newsに対して語った。
「この規則が導入されることは分かっていたので、それに合わせて計画を立て、戦略を練ってきた。我々がそのプランを変更せざるを得ないような兆候は、今のところ何もない」
「とはいえ、この規則がF1にとって正しいことだとは今も思っていない。FIAおよびFOM、そして他チームとの今後の話し合いのなかで、(規則を変更すべく)もう一度トライするつもりだ。誰にとっても意味のないことだと思うからね」
しかしFIA会長ジャン・トッドは最近、3基制限の規則を変更する可能性はほぼないと示唆しており、アビテブールがこの試みを成功させるのはかなり難しそうだ。
「すでに決まったことだ」とトッド。
「2018年に向けて何年も前に決定していた」
「チーム側と話し合いをした上で、レギュレーションの形、管理の仕方が定められた。これからエンジン4基に戻すには、100パーセントの同意が必要になる」
「しかし100パーセントの同意はないので、エンジン3基で行く」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(AUTOSPORTweb)
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