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メカUPDATE:さらなる進化を続けるマクラーレンのディフューザー
2016年8月30日
大きくレギュレーションが変更される2017年に向けて、多くのチームがすでに今シーズンの開発をストップし、来年のマシンに開発をシフトしている中、マクラーレンは「現在の開発はすべて、2017年マシンの開発につながる」(エリック・ブーリエ/レーシングディレクター)という理由で、今なお、2016年のアップデートを続けている。
そのマクラーレンがベルギーGPに、新しいディフューザーを持ち込んだ。マシンのダウンフォースは大きく分けて、フロントウイング、リヤウイング、そしてディフューザーで作られる。前後のウイングがダウンフォースと同時に空気抵抗も発生させるのに対して、ディフューザーはほとんど空気抵抗を発生させることなく、ダウンフォースを生むパーツとなるため、このエリアの開発はラップタイムを向上させるために重要となる。
今回マクラーレンが変更してきたのは、ディフューザーの中央部分のフラップの形状だ。これまではほとんど同じ形状していた3枚のフラップがほぼ均一に並んでいたが(TOPの写真)、新しいディフューザーのフラップは3枚のフラップが形状(下記写真の赤色、黄色、水色の矢印)も大きく異なっているだけでなく、
その並べ方も前後にオフセットされて装着されている(下記写真の赤色、黄色、水色の矢印)。
この改良により、昨年フリー走行2回目で18番手だったフェルナンド・アロンソは12番手に躍進し、チームメートのジェンソン・バトンに関しては17番手から9番手へと大きくジャンプアップ。苦手だと思われていたスパ-フランコルシャンでも、初日を終えてポイント争いができるポジションをキープしている。
(Masahiro Owari)
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※マイアミGP終了時点
1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

※マイアミGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

