Ｆ１のライバルシリーズとして計画されたＧＰＷＣが、来月、もう一歩構想の実現へと近付くことになりそうだ。Ｆ１からの離脱の動きをスタートすべく契約が締結されるというのである。
　英インデペンデント紙が報じたところによると、“数カ月に及ぶサーキットのオーナー、スポンサー、ＴＶ局との極秘会議を経て”、フェラーリ、ルノー、ＢＭＷ、ダイムラークライスラー（メルセデス）が“まもなく法的枠組みを立ち上げる”という。
　同紙に対して、ＧＰＷＣ関係者は以下のように語ったという。「契約まであと少しだ」
「これにより、遅くとも２００８年から全く新しいシリーズをスタートさせるという計画が発動するだろう」
　Ｆ１のボス、バーニー・エクレストンが、あまりにも多くの利益を取り過ぎていると、マニュファクチャラー側が考えたことから、ＧＰＷＣ構想が持ち上がった。彼らは、もっと平等な分配を確保したがっている。
　一方ホンダは、現在、ＧＰＷＣ側へと加わることを真剣に検討中である、と言われている。
「早急にどうこうする計画はないが、この状況を見守っている」と、ホンダのスポークスパーソンは語っている。
　もしホンダが動けば、トヨタが後に続くのは間違いないだろう。