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【F1ロシアGPの焦点】マネージメントの“スキル”が足りず、自分たちのマシンの速さについていけていないフェラーリ

2019年10月1日

 2カ月ぶり──勝利に沸いたメルセデスでは、ルイス・ハミルトンが「僕らに必要だったのはこれだよ!」とチームに伝え「諦めない精神」を讃えた。常勝を誇った彼らにとって、この2カ月はどんなに長く感じられたことだろう?

 夏休み以降、コース特性にかかわらず強さを発揮して3連勝を飾ったフェラーリは、ソチでも変わらない速さを見せた。対するメルセデスでは予選Q2でミディアムを選択──。ソフトの寿命が極端に短いわけではなかったが、ミディアムでスタートして第1スティントを長く走り、作戦に柔軟性を持たせることを目指した。理由のひとつは、バーチャルセーフティカー(VSC)やセーフティカー(SC)の可能性に備えること。もうひとつの理由は「最後のスティントにソフトを履く選択肢を残しておくこと」と、トト・ウォルフは説明した。

 さらに正直なのは、ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)の言葉だ。
「予選を前にして我々が抱いたのは、スタートラインからの長いストレートとスリップストリームの強烈な効果を考えると、“どのグリッドを得ても首位でターン2をクリアすることは難しい”というフィーリングだった」

 レースを振り返る時、ハミルトンはこう打ち明けた。
「スタート前のミーティングでは“ソフトが保つか、保たないか”“僕らが正しいか、彼らが正しいか”という予想が中心になった。でも最終的に、彼らが正しかったと思う。それくらい、ソフトは僕らが予想したより強かったから」

 でも、それは同時に、ソフトで走る“メルセデスの第2スティント”への期待を大きくするものでもあった。

 フォーメーションラップではミディアムタイヤのグリップを感じられず、スタートでも出足の勢いを欠いた。ポールポジションのシャルル・ルクレールはセバスチャン・ベッテルにスリップストリームを与え、その後方には5番グリッドから発進したカルロス・サインツJr.がしっかりと続いた。奇数グリッドから発進した3台が左に並ぶと、ハミルトンがスリップストリームを得るチャンスはなくなった。

「もう少しで、さらにひとつポジションを失うところだった」
 幸いだったのは、サインツJr.がメルセデスと戦おうとはしなかったこと。しかし第1スティントのフェラーリのペースは速く、毎ラップ予選のように攻めても追いつくことはできなかった。17周目には首位のベッテルから7秒遅れ──その間隔は4周の間固定され、その後メルセデスはわずかに間隔を詰めていく。



レース

11/1(金) フリー走行 23:30〜24:30
スプリント予選 27:30〜28:14
11/2(土) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
11/3(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン362
2位ランド・ノリス315
3位シャルル・ルクレール291
4位オスカー・ピアストリ251
5位カルロス・サインツ240
6位ルイス・ハミルトン189
7位ジョージ・ラッセル177
8位セルジオ・ペレス150
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ31

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム566
2位スクーデリア・フェラーリ537
3位オラクル・レッドブル・レーシング512
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム366
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム46
7位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム36
8位ウイリアムズ・レーシング17
9位BWTアルピーヌF1チーム14
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

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