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「“紳士クラブ”を相手にしているようなものだ」

2004年10月2日

 バーニー・エクレストンが、シルバーストンでのイベントを巡り、ビジネスマンではなく“紳士クラブ”を相手にしているようなものだと、BRDC側に非難を加えた。
 さらにエクレストンは、英ITNニュースのインタビューに応え、2005年のシルバーストンGPを開催しないと決定した大きな理由は、“紳士クラブ”なる英レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)に実際には「紳士」がそれほど多くいなかったためだと語った。
 周知の通り、シルバーストンについてはこれまで設備の不備が非難され続け、カレンダーに新たに加わるイベントに代わってGPが中止になるのではと見られてきたが、エクレストンはそれよりも、BRDCがイベント開催に必要な890万ポンドの費用を準備できなかったことがイベント中止の理由の1つになっていると加えた。BRDCは、オクタゴンの代わりにイギリスGPのプロモーターを務めると申し出ていたが、英政府が金銭面の支援を行わないことを明らかにしているなか、エクレストンの要求する890万ポンドもの資金が用意できなかったことを認めている。
 エクレストンは英ITNニュースに対し、次のように語った。「私はF1の水準が上がるよう努めてきたが、シルバーストンは最低ランクに属するサーキットだ。新しいサーキットを建設したいと考える人々はシルバーストンが見たいと言う。しかし、私たちとしてはシルバーストンを見習って建ててほしくない。それではとても困る」
「私はビジネスマンではなく“紳士クラブ”を相手に話をしてきたようなものだ。とはいっても、紳士と呼べる人間はそれほど多くなかったのだが。彼らはテニスの試合に参加した方がいい」
 エクレストンはまた、英デイリー・テレグラフ紙に対し、BRDCが、シルバーストンが気に入らないのならイベントを止めればいいと言ってきたこともあって、同サーキットをカレンダーから外したことを明かした。
「彼らは私のところへ手紙を持ってやってきた。そこには、シルバーストンが気に入らないのならイベントを止めればいいといった類のことが書いてあった。BRDC側は、自分たちがそのようなことを私に言ってきためにカレンダーから脱落したのだということを覚えておくべきだ」


 さらにエクレストンは、1950年以来毎年イベントが行われてきたイギリスGPの存続に向け、兼ねてから交渉を進めてきたが、BRDC側が彼の要求を突っぱね続けてきたとも語った。
「サーキット改修費用の3分の1を負担したら、彼らは駐車場を作ってしまった。それでも私は彼らを助けようと、合弁事業案を提案したら拒否された。私はちゃんとビジネスがわかる団体を相手に話がしたい。“紳士クラブ”の相手はゴメンだ!」
「私はみんなを公平に扱ってきた。でも、シルバーストンに関しては古い契約条項のままで、今ではヨーロッパはおろか世界で一番安い費用で契約をしている。つまり、シルバーストンだけは特別扱いだった。私たちは長い間良好な関係を結んできたが、もうそんな関係は続けられない。彼らはリスクなど少しも背負いたくないと考えている。自分たちに合わないと考えることは何一つやろうとしない」
 エクレストンの所有するFOMでは現在、1シーズンのレース数を削減しようとしている。今年から中国とバーレーンが加わったほか、2005年にはトルコが加わるなど、このまま増え続ければ1シーズン19レースまでイベント数が膨れ上がる。そこでFOMはGPの数を17まで減らそうと考えており、シルバーストンのほかにマニ−クールもカレンダーから脱落するのではと見られている。
 エクレストンはイモラについても改修の必要性を認めている。イテルラゴスについては、各チームから設備の古さが非難されている。スパもまた、チームとメディアの使う施設が古いと言われている。ハンガロリンクは、FIA会長のマックス・モズレーからもレースがいつも退屈だと文句が出ている。とはいえ、これらのサーキットは今のところ、2005年のカレンダーに入れらている。ヨーロッパGPについては、FIAから1国が2回のイベントを開催する権利などないという声が上がっているものの、来年もどうやらニュルブルクリンクで開催されるようだ。




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