F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

2019年を最後に消滅危機に瀕しているF1イギリスGP、生き残りをかけリバティ・メディアと交渉

2018年1月15日

 かつてBARホンダでチーム代表を務めたデビッド・リチャーズは、「イギリスGPがもしなくなってしまえば、英国のモータースポーツ産業にとてつもない悪影響を与える」と、警鐘を鳴らした。 


「イギリスGPはF1GPが創設された1950年以来、一年も欠かさず開催されてきた。最近のアンケートによれば、同GPはF1ファンの観戦したいトップ4GPのひとつに数えられている」


「そして毎年のイギリス経済に、5千万ポンド(約76億円)以上の経済効果をもたらしているんだ。さらに2017年は450万人もの国民が、イギリスGPをTV視聴した。イギリスでのF1開催は、今後も絶対に続けなければならないということだ」


 しかしイギリスGPの舞台となるシルバーストンサーキットは、同GP開催のたびに赤字を増やしているのが現状だ。シルバーストンのオーナーであるBRDC(英国レーシングドライバーズクラブ)は、「現行の契約ではF1マネージメントへの開催権料が、毎年値上がりするようになっている」と説明する。


 現在はBMSA(イギリスモータースポーツ連盟)の議長を務めるリチャーズもこの件を問題視し、「赤字が膨れ上がるのを放置しないためには、開催中止か入場料の大幅値上げの二者択一しかない」と言う。しかし後者は現実的ではなく、このままでは2019年を最後にイギリスGPは消滅してしまうかもしれない。


「MSAも精力的に救済案を検討している。イギリスGPの重要性は誰よりも承知しているつもりだし、生き残りのためにはどんなサポートも惜しまないよ」とリチャーズ。しかし具体的に何をすべきか、決め手となるアイデアはないようだ。


 F1の新オーナーであるリバティ・メディアもイギリスGPの重要性は承知しつつ、開催権料の値下げに応じる考えはない。しかし最近、リバティ・メディアとシルバーストンによる共同開催というアイデアがBRDCから提示され、彼らも大きな興味を示している。今週には両者の話し合いがロンドンで行われることになっており、新たな進展が注目される。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Kunio Shibata)




レース

6/8(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/9(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/10(月) 決勝 3:00〜


ドライバーズランキング

※モナコGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン169
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス113
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ71
7位ジョージ・ラッセル54
8位ルイス・ハミルトン42
9位フェルナンド・アロンソ33
10位角田裕毅19

チームランキング

※モナコGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング276
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム184
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム96
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム44
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム24
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位ウイリアムズ・レーシング2
9位BWTアルピーヌF1チーム2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP