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フェルスタッペンSr、ハミルトンの批判に反発「マックスを怖がっているだけのこと。来年のタイトル争いが楽しみだ」

2019年10月30日

 ヨス・フェルスタッペンは、息子マックスはF1メキシコGP予選直後、イエローフラッグ振動時の行動について、正直に話すべきではなかったと語った。また、ルイス・ハミルトンがマックスのドライビングについて批判的な発言をしたことに強い反発を示している。


 フェルスタッペンは、予選でトップタイムをマークしたが、セッション終了間際にバルテリ・ボッタスがクラッシュした際にイエローフラッグが出たにもかかわらず、ペースを十分緩めなかったと判断された。フェルスタッペンは3グリッド降格のペナルティを受け、ポールポジションを失った。


 フェルスタッペンは、予選直後の記者会見において、黄旗無視について聞かれ、クラッシュがあったことは知っていたが減速しなかったと明言していた。また、安全性を考慮して定められた規則を軽視するような発言を行い、該当するラップタイムをFIAに取り消されても構わないとも述べていた。


 FIAレースディレクターのマイケル・マシは、こういったフェルスタッペンの発言によってスチュワードが審議を始める決心をしたとの説を否定している。しかし父ヨスは、マックスは発言に気をつけるべきだったと考えている。


「マックスの素晴らしいところは正直なところだ。常にストレートに物を言う。だが、このスポーツではそうすべきでないときもある。今回の場合、何も言うべきではなかった」とフェルスタッペンSr.はZiggo Sportに対して語った。


「マックスはイエローフラッグを見ていないと言う。通常、クラッシュなどが起きた場合は、チームから何をすべきか、何をすべきでないかの指示があるものだ。だが、マックスによれば、何も指示がなかったということだ」


「ドライバーとしてポールが欲しいのは当たり前だ。あとコーナーひとつだけだったのでプッシュし続けたにすぎない」


 レーススタート直後にフェルスタッペンはハミルトンと接触してポジションを落とし、数周後にはバルテリ・ボッタスとも当たり、タイヤがパンクして緊急ピットインを行わなければならなかった。

2019年F1第18戦メキシコGP決勝 コースオフしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第18戦メキシコGP決勝 コースオフしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 ハミルトンはレース後、フェルスタッペンとバトルになると高確率でアクシデントが発生するため、他の“賢い”ドライバーたちとのバトルの場合よりも多めにスペースを与えるようにしていると発言、セバスチャン・ベッテルもそれに同調した。


 これにフェルスタッペンSr.は反発、レッドブル・ホンダが来年速いマシンを作れば、マックスはハミルトンにとってより警戒すべき相手になると示唆した。
「ルイスはマックスに脅威を感じているのだ」とヨスは述べている。「来年は速いマシンで戦おうではないか。その時、どうなるのか楽しみだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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