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「新バクー・サーキットは安全面で後退」ドライバーたちが懸念示す

2016年6月17日

 ヨーロッパGPの舞台バクー・シティ・サーキットに関し、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンはF1の安全性が後退したと発言、懸念を示している。


 今週末初めて開催されるアゼルバイジャン バクーの市街地コースには非常に狭いセクションがある。バトンは、ランオフエリアがなく、エスケープロードが狭い箇所がいくつかあることや、ピット入口のレイアウトなどを心配している。


「いくつかのエリアで僕らは後退したようだ。理由は定かではないが」とバトン。


「このサーキットは反対の方向に進んだ。いろいろな状況において優れたサーキットがたくさんあるだけに残念だ」


「(バクーの)レイアウトは好きだ。エキサイティングな箇所がいくつかある。でも解決すべき問題がいくつかありそうだ」


「いくつか気に入らないコーナーがある」


「僕らは安全性向上に懸命に取り組み、常にサーキットの改善に努めてきた。なのにこのサーキットを実際に見ると、ターン3、ターン7、ターン14といったコーナーではランオフが全くない」


「ターン7には3つのTecproバリアがあり、その後はコンクリートのバリアになっている」


「建物があるからどうしようもない。本当に残念だ」


「僕らドライバーはFIAを信頼している。彼らは僕らの安全を維持するためにいい仕事をしてくれている」


「でもこのサーキットのランオフは小さい。僕が間違っているのならいいんだけど」


 メルセデスのニコ・ロズベルグも、ランオフに関して「少し心配だ」と認めている。


「下りのターン14ではすぐそばにウォールがある。ターン3とピット入口もそうだ。素晴らしいとはいえない」


 バトンはBBCに対し「誰にもミスやトラブルが起きなければ問題ない。ハッピーな気持ちでグランプリを終えることができるだろう。問題が起こらないことを祈るだけだ」とコメントした。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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